過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
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90: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/12(土) 18:00:51.21 ID:sLQ73HxL0
姫「その…気に入って頂けましたか?」

姫は上目遣いで見つめてきた。
こんな才能がありながら、相変わらず弱気な姫が可愛らしくて、魔王子はフッと笑う。

魔王子「そうだな…僕の美しさを引き出すには、隣に女性を置いてみるといいかもしれないな」

姫「え、女性をはべらせるんですか!?」

魔王子「ただ女性をはべらせても美しさは引き出せないよ。勇者がいい例さ」ハハハハハ

姫はほっとする。が、勇者がナチュラルにバカにされたことについては、笑っていいのやら若干、複雑な心境だ。

姫「それでは…女性というのは…?」

不安を抱きつつも、恐る恐る尋ねた。

魔王子「勿論、僕の美しさを引き出してくれる女性のことさ」

そう言って、魔王子は姫を見つめた。

魔王子「僕の本当の魅力を教えてくれて、僕に新たな輝きを教えてくれた――たった一人の、女性」

姫「………えっ?」

魔王子「遠まわしに言うのはやめにする」

そして魔王子の表情は真剣そのものになり――

魔王子「君は僕の内面にある慈愛という美しさに気づかせてくれた。僕はもっともっと、美しくなれる」

魔王子「宝石よりも世界よりも君が必要だ。僕は、僕を他の何よりも輝かせてくれる君が好きだ」

姫「――」


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