過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/12(土) 18:02:10.22 ID:sLQ73HxL0
魔王子「ハハハッ、やった、やったね!」
姫「きゃっ!?」
魔王子は突然、姫を抱え上げた。
そして人目をはばからず、くるくる踊るように回る。
姫「ちょっ、魔王子様、やだっ、恥ずかしっ…」
魔王子「君が、僕のお姫様になってくれたんだもの! 君といる時の僕は最高に美しい!! こんなに美しい瞬間を恥ずかしがることなんてないさ!」
「おっ、いいねー若いねー」「ヒューヒュー、やったな兄ちゃん!」「よっ、色男! 彼女さん泣かせんなよ!」
姫(あぁもう…)
やたらと目立って周囲からの注目と歓声を浴びるこの状態に、姫は真っ赤な顔を両手で覆った。
魔王子「約束するよ、お姫様」
魔王子は姫に顔を近づけ、囁く。
魔王子「僕は君の為に、今の平和を守ってみせる。僕達がいつまでも輝いていられるように――」
姫「……はい!」
未来はわからない。だけど彼を信じることができる。
二人で歩んで、沢山の笑顔が溢れる世界を作っていきたい。世界中の人々に、今自分達が抱いている溢れている幸せを分けていきたい。そう思える今はきっと――
魔王子「美しいハッピーエンドだよね!!」
Fin
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