過去ログ - ある青年とある少女の物語
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2015/09/07(月) 08:43:35.84 ID:Ivw4NZoU0
少女「あっ!あのっ!」

青年「うん?」

少女「それ、こっちの棚です・・・。」

青年「へ?」

見ると大きさが違うグラスが棚に並んでいた。

青年「寝ぼけてんなこりゃ。」

恥の上塗り。額に手を当て、ため息を吐く。

少女「・・・も、・・・です・・・。」

青年「ん?」

振り返ると上目使いの彼女が立っていた。そして真っ赤な顔で呟く。

少女「私も・・その・・幸せ・・・です・・・。青年様と・・・過ごせる事が、その・・・はい・・・。////」

そこまで言うと少女はささと背を向けてしまった。

青年(それは、やばいだろ!)

破壊力満点の仕草に青年も顔を葡萄酒のように紅くする。

少女もまた最後のグラスをわざと時間をかけながら磨く。 

雨の音に包まれた店。

ゆらりと揺れたランプの灯が二人の指の指輪をきらりと輝かせた。



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