過去ログ - 安倍奈々「えっちなゲーム…ですか?」
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名無しNIPPER
2015/09/10(木) 20:13:43.49 ID:lAB9KJkL0
「ハイっ、オッケーでーす。これいただきます。奈々さんこれで終了です。」
「あ、有難う御座いました!」
果ててしまった後、顔を真っ赤に紅潮させて、終始下を向きながらの演技だったがなんとか全行程を終了した。
「お疲れ~、やっぱりHシーンは恥ずかしかったかな?ずっと下を向いていたし。」
「ア、アハハハ、そ、そうですねー、やっぱりリアルJK の菜々にはちょっと刺激が強すぎたみたいです…」
「下を向き始めた時はカットしようかと思ったんだけどね、でも真に迫っていてとても良かったよー、本当にHをしているみたいだった。あ、セクハラじゃないよ!」
「アハハーソウデスカームイテマスカネー」
本当に自慰をしていました、などと言えるはずもなく曖昧に笑ってごまかす。
「それでは!お疲れ様でした!」
曖昧な笑みを浮かべたまま逃げ出す様にスタジオから退出する。ホッと一息をついた時、ぬっと目の前に黒い壁が現れた。
「ぬおうわ!?」
「お疲れ様でした」
壁ではない、武内Pだ。菜々の身長では武内Pの腹のあたりに頭がくるので近くにいると顔まで見えないのだ。
「あ、プロデューサーさん、迎えに来てくれたんですか?」
「はい、驚かせて申し訳ありません。……それでは車まで」
武内Pが先を歩き出す。少し遠い場所での仕事場所ではいつもプロデューサーが迎えに来てくれる。
「お仕事の方はどうでした?」
これもいつもの質問。
「ちょっと恥ずかしかったけど貴重な体験をさせてもらいました!でも菜々途中で…」
ここまで口に出してから気がつく、
(って何私は自分の自慰行為を暴露しようとしてんの!しかも、よりにもよってオカズにした相手に!菜々のアホ~~~!!)
言葉が続かなくて顔を真っ赤にし、口は次の言葉を探すようにパクパクと開いては閉じることを繰り返していると、質問が返ってこなかった武内Pが不思議そうに振り向く。目を見ることが出来ない。バッと顔を背けてしまう。
「な、何か嫌なことでもあったんですか!?」
顔を背けた事を、そう判断した武内Pは菜々の両肩を掴み顔を近づけて聞いてきた。そう、顔を近づけて。どんどん顔が熱くなる。顔から火が出そうだ。
「いいいいい嫌なことなんてそんな!スタッフさん達はとても良くしてくれましたし!」両手をバタバタさせながら必死に弁明する。
「本当に、本当に大丈夫なんですね?」
グイッと顔を近づける。もう唇が触れてしまいそうだ。
(あわわわわわわ)
混乱する中、何とか両腕で胸板を押して距離を開ける。
「な、菜々は大丈夫です!」
そうだ、菜々は大丈夫だ。菜々と武内Pはアイドルとプロデューサーの関係。付き合うのなんてもってのほか、そもそも武内Pの心中も聞いていないし。忘れてしまおう。全て。
(これで…いいんです)
菜々の言葉を聞いて、武内Pの眉間の皺が取れる。
「そうですか、何もなかったんですね」
しかし、武内Pのこの言葉が決意を乱す。水面を棒で叩いたかのような、薄ら暗い波紋が心の中に広がる。何も…なかったことにして良いのだろうか。収録中に生まれた感情に、いや違う、気がついてしまった感情に。またもやオーバーワーク気味になった菜々の脳がつい言葉が飛び出させてしまった。
「いえ…、何かはありました」
(伝えたい、伝えて彼の気持ちを知りたい)
「?…もし良かったら教えていただけませんか?」
ゆっくりとした、子供をあやす様な言い方で問いかける。その言い方に頭が急速にクールダウンしていく。
ああ、武内Pは優しいな。もしかしたらここで告白しても受け入れてくれるかもしれない。ゆっくり顔をあげる。武内Pの真剣な顔がすぐ目の前にある。
(…やっぱり出来ないな、プロデューサーは優しいからきっと困ってしまうもの。)目尻に浮かびかけた涙を隠すために思いっきり笑った、大好きな人に褒められた笑顔で。
「乙女のヒミツです、キャハ☆」
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