過去ログ - 沙紀「『僕は付き合うのはごめんですな』」
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名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:03:02.14 ID:kiYEpeyy0
沙紀「では、私も本音で話す事にしましょう。あなたみたいにね。思ってもいない事を話すのは肩が凝って仕方がないんですよ。」
保奈美「………………………………」
沙紀「睨まないでくださいよ、せっかくの美しいお顔が台無しだ。…と、言いたいところですが、あなたに関しては逆だ。」
以下略
250
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:12:26.05 ID:kiYEpeyy0
沙紀「そこら辺の馬鹿なお嬢さん方と来たら、母親のいう事を何でもそのまま飲み込んで、その通りに行動し、綺麗事ばかり言って、感情だとか欲望だとか悲しみだとか、そんなのは全部隠している。それに引き換えあなたと来たら、平気で本心は言う、壺は投げつける……」
保奈美「まあ!あなたは本当の本当に礼儀も何も知らないのね!あなたは、いやらしい育ちの悪い男に過ぎないのに、ちっぽけなボロ船で封鎖破りをしたぐらいでパーティーにのこのこ現れて!そんなあなたに、勇士の方々や、大義の為に一切を犠牲にしているご婦人方を馬鹿にする権利が…………!!」
沙紀「ストップ、ストップ。」ニヤニヤ
以下略
251
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:17:28.66 ID:kiYEpeyy0
保奈美「…………な、ならっ……どうして……?!」
沙紀「『どうしてあなたは封鎖破りなんてしているの?一体何を考えているの?』……こんなところですかな?」
保奈美「…………っ………………」
以下略
252
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:26:22.93 ID:kiYEpeyy0
沙紀「このパーティーもご婦人方の犠牲も全て大変素晴らしい。だって、その収益金はやがて私の懐に転がり込んでくるんですから。」
保奈美「あなたの如何に自分がお金目当ての悪漢であるかの自慢なんて聞きたくないわ!そんなのまるで、北部の連中と一緒よ!」
沙紀「まさにその通りです。彼らは私を儲けさせてくれる非常に有益な友人たちです。先月、私はニューヨーク港に乗り入れて貨物を積んできたのですからね。」
以下略
253
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/09/15(火) 15:33:30.26 ID:QkWzZQFI0
卑劣、ね……貴女の口からそんな言葉が出るとは。
254
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/09/15(火) 15:34:22.25 ID:5UZ5a38AO
人はイデオロギーだけで生きてはいけません。南部を侮蔑するあなたならば理解できると思ったのですがね
255
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:42:16.44 ID:kiYEpeyy0
沙紀「人はイデオロギーだけで生きてはいけません。南部を侮蔑するあなたならば理解できると思ったのですがね。」
保奈美「私は南部を侮蔑してなんか……!!」
沙紀「ご自身が気付いていらっしゃらなくてもあなたは南部を侮蔑していますよ。試しに、南部があなたに何をしてくれたか考えてもみてください。」
以下略
256
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 15:52:25.94 ID:kiYEpeyy0
沙紀「お嬢さんにも分かりやすく教えてさしあげましょう。イデオロギーは納屋の壁にはなりません、馬に食わせてだってやれませんし、我々の腹も満たしてくれません。つまり、煉瓦や干し草や小麦よりはるかに価値が無い。」
保奈美「そんなの……えっと…………へ、屁理屈だわ!だいたい…何だってそんな頭がこんがらがるような言い方をわざとするのよっ?!」
沙紀「お嬢さんにも分かりやすく言ったつもりだったんですがな。ドレスや宝石で例えた方がお分かりしていただけたかな?」
以下略
257
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 16:03:58.76 ID:kiYEpeyy0
沙紀「イデオロギーで生きていけるなら、あの博士だって装身具を集める必要なんてなかったじゃないですか?彼は何を要求しました?金じゃないですか。」
保奈美「それとこれとは話が……!」
沙紀「一緒ですよ。私が言いたいのは、金はイデオロギーに出来ない全ての事が出来る、という事です。」
以下略
258
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 16:13:15.34 ID:kiYEpeyy0
沙紀「どうせ南部は最後に負けるのを彼らはちゃんと分かっているのですから、それまでに金儲けをしておく、それの何が悪いんですか?」
保奈美「私たちが負ける……?!」
沙紀「もちろんですとも。」
以下略
259
:
名無しNIPPER
2015/09/15(火) 16:24:04.75 ID:kiYEpeyy0
〜〜〜
加蓮「ねえ、スカーレット…バトラー船長とは何を話していたの……?その……メリウェザー婦人があなたの事をずっと…………」
以下略
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