過去ログ - 沙紀「『僕は付き合うのはごめんですな』」
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310:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:32:56.26 ID:lpCSA88e0
加蓮「ね、ねえ……………」

保奈美「…このワッフルはパサパサしてシロップが無いと食べれたものじゃないわね。きっと小麦粉が悪いのよ。そう思わない?」

加蓮「…………………………」
以下略



311:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:33:34.02 ID:lpCSA88e0
加蓮「泣かないで、叔母さん……スカーレットも辛かったのよ。どこにも行けなかったんですもの……」ギュッ……

加蓮「スカーレット……取り乱してはだめよ……私にはあなたがどんな勇気がある事をしたか分かっているわ……もし何か言う人が居たら……それは全部私が引き受けるわ……」

保奈美(余計なお世話だわ。あんたに引き受けてもらうも何も気にしちゃいないもの。)
以下略



312:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:34:34.69 ID:lpCSA88e0
加蓮「この街にいる傷病兵さんたちは故居から遠く離れて、訪ねて行くお友達もいない人ばかりなのよ?……その人たちの事を考えたら、私たちもどこのお宅でもやっているみたいに、日曜日には傷病兵さんたちを家にお招きするべきじゃないかしら?」

瑛梨華「え、えっと……それは……傷病兵さんたちのためにパーティーをするってこと……?」

加蓮「ええ、それが正しいやり方だと思うの。……あなたがチャールズをいかに愛していたかは私たちみんな知っているもの、これなら大丈夫よ…?」
以下略



313:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:35:29.06 ID:lpCSA88e0
加蓮「……ね、叔母さん。スカーレットは本気で言っているわけじゃないのよ?……だから、涙を拭いて。」

瑛梨華「うう………め、メラニーがそう言うなら……………」

ガチャ
以下略



314:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:36:12.30 ID:lpCSA88e0
保奈美(小麦粉を練って固めただけでももっとマシな味になるでしょうに。このワッフルは、ワッフルと呼ぶにも値しないわ。) パクパク

加蓮「………………………………」

保奈美(はぁ……タラの小麦粉さえあれば………………)
以下略



315:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 13:37:17.33 ID:lpCSA88e0
加蓮「驚かしてしまって本当にごめんなさい……でも、私……あまりに嬉しくて……ぐすっ……感動してしまって……………」

巴「ほい、しっかりせぇ。」

瑛梨華「う、うーん…………あ、アシュレは…………」
以下略



316:名無しNIPPER[sage]
2015/09/16(水) 14:49:33.69 ID:n2/gr2mAO
ああ……!バトラー船長、ありがとう…ありがとう…!


317:名無しNIPPER[sage]
2015/09/16(水) 14:56:35.51 ID:eqQvfgJAO
↑彼はやはり紳士だわ……いえ、聖人とさえ言ってもいい……!


318:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:05:43.99 ID:lpCSA88e0
加蓮「ああ……!バトラー船長、ありがとう…ありがとう…!あの方はやはり紳士だわ……いえ、聖人とさえ言ってもいい……!」

瑛梨華「…………え、ええっと………」

加蓮「言ったでしょう、ピティ叔母さん。あの方は紳士だって!でなければどうして、私の心中を察してくださった上で、こんな思いやりに溢れた事をしてくださるでしょうか!」
以下略



319:名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:14:05.67 ID:lpCSA88e0
加蓮「あ、見て!あなたの指輪まで一緒よ!その……なんと言うか…………あの方はまるで神様みたいに慈悲深いのね……!」

大きな金の指輪「………………」

保奈美「まぁ…………!(…人に腹を立てさせたら、右に出る人はいないわ、せっかく清々したと思ったのに!)
以下略



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