過去ログ - 櫻子「みんなで作る光のパズル」/向日葵「葉桜の季節」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/13(日) 19:41:55.04 ID:28Y7hCbSo



「はい楓、ジュースもってきたよ」

「ありがとうなの♪」


学校が終わって家にかえるとすぐに櫻子おねえちゃんがきて、そのままいっしょに櫻子おねえちゃんのおへやにいきました。

このおへやで櫻子おねえちゃんと二人きりなのは、楓はすごくひさしぶりでした。いつもはおねえちゃんか花子おねえちゃんがいっしょにいたからです。


「えーっと……楓、三年生になって携帯持たされるようになったって聴いたんだけど、本当?」

「うん。こども用のやつだけど、これでお母さんとかおねえちゃんとおでんわしてるの」

「よし……! 楓、私と電話番号交換しよう?」

「うん、いいよっ」


楓がけいたいをわたすと、櫻子おねえちゃんはとてもなれた手つきですばやく番号をこうかんして、いつでもかけられるようにとうろくしました。


「これで楓と……いつでも話せる……」

「ふふっ、櫻子おねえちゃんそんなに楓とおはなししたかったの?」

「……うん、したい。私これから……たまにだとはおもうけど、楓にいっぱい電話するかもしれない」


「でさ、楓にお願いしたい……守って欲しいルールがいくつかあるんだけど」

「るーる?」

「聴いてくれる? すっごく大事なことなの」


櫻子おねえちゃんは、楓の手をとってゆっくり言いました。


『ひとつ……私と電話してることを、向日葵に絶対知られないこと』

『ひとつ……私の電話に出るとき、私に電話をかけるときは、必ず向日葵のいない所ですること』

『ひとつ……今日私たちがこうして会ったことも、向日葵には言わないこと』



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