過去ログ - 赤木しげるがニセコイにくさびを打ち込むようです
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11: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:18:12.03 ID:UrhnCUS70
――

校門前

赤木(ここが嬢ちゃんと敵の通う学校。一見してとくに目立った箇所はない……ふふ、博打打ちの性か、どうも疑ってしまう。恋愛という勝負なれば、そう大がかりなことは起こらない。気にする必要はない……そのはずだが、今回はその習性が活きたな)
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/09/20(日) 22:21:17.47 ID:ZlcetbP0o
なんつークロスだ
期待


13: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:21:35.91 ID:UrhnCUS70
――

教室

赤木(さて、嬢ちゃんの狙う一条楽という坊主は……探すまでもないな。嬢ちゃんが真っ先に抱きつきにいったあの冴えないやつで間違いない。そして坊主から嬢ちゃんを剥がそうとしている金髪が、今回の対戦相手といったところか。まずは見に回るとしよう)
以下略



14: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:23:35.67 ID:UrhnCUS70
――

 そしてむかえた放課後。教室のドアが開き、教師と思われる女性が入ってきた。

教子「よーし、みんな席つけー。お待ちかね、席替えをやるぞー!」
以下略



15: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:24:54.98 ID:UrhnCUS70
教子「よーし、じゃあ番号順でくじを引け―」

楽「俺からか。お、一番前だ」

教子「ほらどんどん引いてけー」
以下略



16: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:25:49.58 ID:UrhnCUS70
赤木(やはりあの桐崎というやつ、強運の持ち主だ。五回連続で隣の席を引き当ててきた。その一方で、あの嬢ちゃんは苦しい。衰運だ。五回やって一度も隣につけない。一時は隣の席になりかけたが、結局は視力の悪い生徒との交代で水泡に帰した)

万里花「赤木のおじい様。わたくしは神様にみはなされているのでしょうか……」

 万里花は五回目の楽から離れた席にて突っ伏し、小声で恨みごとのようにつぶやいた。
以下略



17: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:26:55.60 ID:UrhnCUS70
赤木「くくく。ちと体を貸してくれ。次のくじは俺が引こう……」

万里花「えっ、体を貸すって」

赤木「そのまんまの意味だ……!」
以下略



18: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:27:57.72 ID:UrhnCUS70
――

赤木(くくく、まずは成功といったとこか)

万里花(無茶苦茶ですわ! こんなこと聞いてません!)
以下略



19: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:29:11.86 ID:UrhnCUS70
――

教子「よし、橘も帰ってきたことだし、始めるぞー」

 こうして六回目の席替えが開始される。その刹那、万里花はくじ箱とは違う方向、窓の向こうへと一瞥をくれる。その先の木の上。そこには登校時に見かけた千棘のボディガード、クロードが立っていた。万里花は視線を交差させると、不敵に笑った。クロードの眉間にしわが寄る。
以下略



20: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:31:01.36 ID:UrhnCUS70
クロード「本田!? くっ、謀られたのか!」

 鶫に任せるか、突撃すべきか……。クロードにとって、迷う暇などなかった。凄まじい脚力。木の上から飛び上がった彼は特製の武器で窓を打ち破り、教室の中へと突入した。

クロード「お嬢! ご無事ですか!?」
以下略



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