過去ログ - 赤木しげるがニセコイにくさびを打ち込むようです
1- 20
7: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/20(日) 22:11:22.59 ID:UrhnCUS70
万里花「も、もちろんです! この想いは振った振られたであっさり終わらせられるものはありません!」

赤木「なら上等、上等だ。この勝負、まだ勝機はある」

万里花「ですが……!」

赤木「嬢ちゃん、勝負はまだ終わっていない。勝ち目がないなんて、早とちりもいいとこだ。ライバルの桐崎とかいうやつはキスもまだ済ませてねぇんだろう……? なら、敵の手にしたものは未だ優勢という勢いだけさ。優勢はかき集めても勝利にはならない。優勢と勝利は天と地ほども違う……!」

万里花「……なら教えてくださいまし。劣勢をひっくり返す方法、勝利の方法を!」

赤木「くくく、俺は自分を信じず、他人の言葉に流され、生きるやつが大嫌いだ。そういうやつの心は曇っているんだ。自分の生き方を選んじゃいない……」

万里花「うっ……」

赤木「だから自分で考えろ……と言いたいところだが、嬢ちゃんはどうやら努力はしているらしい。ただ、その努力がとことんずれている。壊滅的に。嫌いじゃないぜ、そういうの。現実ではよくあること。やることなすことすべてが裏目……不本意の連続……」

 赤木という老人が、どこか懐かしい眼差しになる。その一仕草だけで、彼の歩んだ人生の壮絶さを容易に想像できる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
101Res/76.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice