過去ログ - 赤木しげるがニセコイにくさびを打ち込むようです
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75: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2015/09/22(火) 21:48:39.12 ID:hLFU5SNV0
――

赤木「くくく、雑魚は蹴散らし、道は開かれた」

万里花「いよいよ本丸、ですわね……」

 万里花の視線、その先は桐崎千棘。倒さなければならない人生最大の好敵手。

 千棘はたじろぐ、彼女のその視線に。確かに、千棘は幾度も万里花と勝負をしてきた。だが、なぜここまで手汗握っているのか。
 そもそもこの勝負自体が計算外。千棘の心は不安で揺れていた。

千棘(なぜ……! 私は今日、楽をデートに誘って、そして正式に付き合うつもりだった。本来、追いつめられているべきは万里花なのに……
   なぜ、私が追いつめられているの……!?)

 千棘も万里花をライバル視していなかったわけではない。だが、万里花をどこか遠い存在だと考えていた。

 周回遅れで走っている相手のような、そんな余裕が心のどこかにあった。だが、今は違う。敵はまだ遥か後ろでも、確実に迫ってきている。
 圧倒的猛追。この長いリードをものともせず、追撃。いずれは追いつかれる。そんな危機感が頭をもたげ始めていた。

楽(どうして、橘はあんなに頑張れるんだ……? 分からねぇ……そんなに大変なことだったっけ、恋愛をするって……?)



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