過去ログ - 佐藤心「駄目な女と」モバP「駄目な男と」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/25(金) 02:56:59.91 ID:7paXrcb70
アイドルマスターシンデレラガールズ、佐藤心さんのお話です。

キャラがおかしいのと、独自設定で進んでいるため、その点はご了承ください。

また、以前に書いた
モバP「駄目な男と」佐藤心「駄目な女と」
ex14.vip2ch.com

の心さん側の視点のお話です。

読んでいなくても大丈夫なようにはしてあるはずですが、もし良ければお読みの上、こちらを読んでいただけると幸いです。

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2:名無しNIPPER
2015/09/25(金) 02:57:51.04 ID:7paXrcb70
居酒屋

早苗「じゃあ、はぁとちゃんが事務所に加わった事を祝して……」

早苗、瑞樹、ちひろ、心「「「「かんぱーい」」」」
以下略



3:名無しNIPPER
2015/09/25(金) 02:58:17.73 ID:7paXrcb70
ちひろ「えーっとそれは……」

早苗「確かにそうねぇー。まったくP君にも困ったものだわ」

心「……」
以下略



4:名無しNIPPER
2015/09/25(金) 02:58:49.71 ID:7paXrcb70
 これは私の友達の話で、決してはぁとの事じゃないよ。ないぞ☆

 ある日、その友達は運命の出会いをしました。退屈な日々を送っていたその子にとっては運命の出会い。もしかしたら、ただ運が良かっただけなのかもしれないけど。

 元々その子は少し個性的な子でした。どうしても自分を偽って集団の中に居るのが辛くて人と関わる事を避けるように生きていたのです。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/25(金) 02:59:35.44 ID:7paXrcb70
 いつものように逃げ出していたある梅雨時の事です。その子は不覚にも傘を忘れてしまいました。

 雨に濡れる程度ならその子は気にしません。ですが、雨に濡れたまま家に帰ると何を言われるか知れたものじゃありません。なので、その子はもう店を閉めてどれほど経つか知れないタバコ屋で雨宿りをする事にしたのです。

 使わないとは言え、教科書が入っている鞄を濡らすわけにはいかないので、その子は鞄を抱きかかえて、いつまでも止みそうにない空を眺めていました。
以下略



6:名無しNIPPER
2015/09/25(金) 03:00:06.19 ID:7paXrcb70
 『何でもない』と言って立ち去ろうとした男の子をその子は逃がしません。ちょうど男の子は傘を持っていたのもありますが、お昼時でお腹が空いていたのもあります。ファミレスまで傘に入れていってもらったのです。

 ファミレスに辿り着いたら、男の子はそそくさと立ち去ろうとしたのですが、せっかく見つけた暇つぶしの対象を逃がすわけにはいきません。無理やり手をつかんで店内に引っ張り込みました。

 その後は昼食を食べつつ、愚痴を男の子にずっと言っていました。男の子は終始『はぁ』と『そうですね』しか言わなかったのですが、その子にしてみれば愚痴を聞いてくれるだけで嬉しかったんだと思います。
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/25(金) 03:00:41.68 ID:7paXrcb70
 でも、その後も何故か雨の日にタバコ屋で雨宿りしていると男の子が来たんです。その子にも多少は来ないかなってという思いはあったんですが。その子は前の時と同じように『何見てんだよ』と言いました。緩む口元を引き締めて、ちょっと睨みを効かせて。

 そうやってその子と男の子は雨の日だけ会うという不思議な関係が生まれました。雨の昼時にタバコ屋で雨宿りをする。するとまるで迎えに来てくれるかのように男の子が傘を持って現れる。一緒にお昼ご飯を食べてだらだらと話をする。

 しかし、ある晴れの日の事です。その子が最近運動不足で体重を気にしてジョギングをしてた時の事でした。なんとなく、特に深い理由はないですが、駅前を通り、なんとなく男の子が帰る方面に向かって走っていたのです。すると目の前にとぼとぼと歩く見覚えがある背中を見つけました。
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/25(金) 03:01:15.99 ID:7paXrcb70
 その子も男の子と話が出来るならしたかったのですが、自分の姿があまりにも酷いです。何故かはわかりませんが、そんな姿の自分を男の子に見せたくなかったのです。ですが、男の子の目がいつもと違い、その子には助けを求めているように見えたのです。

 ちょっとした葛藤はありましたが、そんな目をしている男の子を放っては居られないその子は近くの公園で話をする事にしました。内容は男の子の学校へ対する愚痴がメインでした。しかも偶然な事にその子が普段抱いている愚痴とほとんど同じものでした。

 その子はこう思ったのです。ああ、こいつも私と同じで学校がつまらないんだな、と。
以下略



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