過去ログ - アリエラ「赤いリボンのおまじない」【銃ファフ】
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11: ◆aRIeLlAd6Q[saga]
2015/09/27(日) 00:08:47.68 ID:S5LvOcOOo
「それは、お姉ちゃんが……前のようにわたしの前からいなくなろうとしないように、おまじない」

「レン……」


レンはぎゅっと、ボクを抱きしめる。ボクも、腕を回して抱きしめ返した

あの日、ボクがレンから貰ったリボンを物部クンに渡して、一時的に敵側になったことがあった。
その時のことがレンにとっては辛かっただろうし、ボクも辛かった


「もう、わたしの前からいなくなろうと、しないで。お姉ちゃんがいない未来なんて……考えられない」


レンが更に力強く抱きしめてくる。顔は見えないけれど、きっと涙を堪えているだろうというのが伝わってきた


「……ごめんね、レン。これからはもう、絶対に置いていかないよ」


ボクはレンの背中を優しくさすってあげた


「……嘘、つかない?」


泣きそうになるのを堪えて、小さい声でレンはボクに問う
ボクはレンの問いに「もちろん」と強く誓った


「だから……我慢しないで、泣いていいんだよ?」


ボクがそう言うと、我慢できなくなったレンが大声で泣き始めた
背中をさすりながら堪えていたボクも結局、つられて静かに涙を流した

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