過去ログ - Steins;Gate「二律背反のライデマイスター」
↓
1-
覧
板
20
65
:
◆gzM5cp9IaQ
[saga]
2015/10/01(木) 16:25:07.12 ID:g0/EBSOFo
俺には1つ予感めいた考えがあった。ここがもし本当に1975年ならば、俺たちは物理的タイムトラベルをしたことになる。それも、少なくとも3人以上の人間が同時に、だ。
とするとなると──
「それとも解体手伝う気になった?」
「何の……だ」
「タイムマシンに決まってるじゃない」
やはり……。
目の前に鎮座している巨大な機械は決して人工衛星などではない。あれは正真正銘のタイムマシンなのだ。こいつがそんな冗談をいうとも思えない。不思議と違和感はなかった。
まるで最初から知っていたかのように。
「夜が明ける前に、少しでも解体してまとまったお金を手に入れないと」
紅莉栖の声が遠く感じる。まるで自分が自分ではなくなったような。
「換金したら、次は阿万音さんが言ってたとおり、戸籍を手にしないとね……」
胸が押しつぶされるような不安を抱きながら、意を決して聞いてみる。
「なあ、まゆりとダルは……どこへ行ったんだ?」
開発評議会に参加したメンバーがタイムトラベルしたのであれば、その2人もここにいなければおかしい。
俺の質問に紅莉栖は一瞬戸惑ったようだった。
「岡部……あんた何言ってるの?」
おそるおそる、と言った表情で聞いてくる。その顔つきをみて俺は嫌な予感がした。
まさか──
「タイムトラベルしたのは、私達3人でしょ……?」
ごくりと喉が大きく鳴った。寒気が止まらないのは雨に濡れているせいだけではない。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
573Res/579.73 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - Steins;Gate「二律背反のライデマイスター」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1443338021/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice