過去ログ - 【ごちうさ あんこSS】あんこ、逃避行の果てに……
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29: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/11/11(水) 23:32:01.17 ID:HVnkCMKD0
あんこ「どういうつもり?」

男「ん?どういうつもりも何もお前とティッピーの分だ」

あんこ「・・・」

男「なんだまだ自分の立場が分かってないのか?」

男「お前は自分たちがお客様か何かと、この俺がお前たちの召使いか何かと勘違いしてないか?」

男「ここ数日は自由にさせてやったが……それもお仕舞いだ。」

あんこ「何を言ってるんだい?毎日こんなに愛らしいボクたちを鑑賞しておいて・・・もふもふしておきながら・・・なんて酷い奴なんだ」

 そう言いながらあんこの奴はプンプンとスタンピングをしながら抗議を始めたが、どこからその自信はわいてくるのか?

 甘兎庵での扱いはどうだったか知らんが……俺はそんな愛で方をする気など毛頭無いのだ。

男「とりあえず折角くれてやった餌を食わなくていいのか?」

男「ぼさっとしてる全部食われてしまうぞ?」

 お怒りのあんこを余所に背後ではティッピーが放った餌の最後の一個を食べようとしている所であった。

あんこ「え?」

 あんこは慌てて振り返り何かを言おうとしたが、残念ながら既にその最後の一個はティッピーの口の中へと収まってしまった。

あんこ「・・・」

男「………」

 あんこの奴がこっちへ何か言いたげに視線を向けてくる。

 どうやら餌をもっと寄越せと言うのだろう。

あんこ「・・・」

男「ふん。仕方の無い奴だ。特別だぞ?」

あんこ「やっと分かってくれたのかい?」

男「ほらよ」

 そう言うと男は足元に転がっていた仔ウサギの糞を何個か摘みあんこの前に差し出してやる。

男「どうした?遠慮せずに食えよ?」

あんこ「ふざけてるのかい?」

男「大真面目さ。ウサギは食糞をするんだろ?そしてそれはお前の言う可愛い天使ちゃんたちがひりだした物だ」


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