過去ログ - 【艦これ】陽炎、こじらせる
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38: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/12(月) 23:29:33.22 ID:AyP+qI7B0







私が目を覚ましたのは日が落ちてからだった。


どうやら私は今度は疲れ果てて寝ていたみたいだ。
溜まったモノがイロイロ発散できたからか、ぐっすりと眠れて完全に疲れは取れたみたい。

軽く体を伸ばして身体の調子を確かめる。
心なしか身体は随分調子がいい。

スッキリしたらお腹が空いてきた。
取り敢えず、ご飯を食べに行こう。
じゃあ、早速着替えて―――


陽炎(無い…わね……)


下着が。
幸い今穿く分はあった、しかしこれでなくなってしまった。
何だろう、いつもなら呆れる所だけど今はホッコリしてしまう。


陽炎(食後に明石さんの所に買いに行こう)


じゃあ行きましょうか。







うっ、食べ過ぎた。
私は明石さんのお店にお腹を擦りながら向かっていた。

私が休んだのは噂になっていたらしい。
皆にご飯をおすそ分けしてもらった上、間宮さんや伊良子さんにサービスまでしてもらってしまった。
確かに今までこんな事なかったし、こんな時間になってやっと姿を見せた訳だけど、皆心配し過ぎよ。

でも、やっぱり温かい。
私があの娘達を大切に想っているのと同じくらい、大切に想われている。
自信が無かった頃なら嬉しさよりも申し訳なさが強かったと思う。

司令の、あの人のお蔭だ。


陽炎「フフッ………」


思わず笑みがこぼれる。
それを自覚しまた嬉しくなる。
私はこんなに司令の事が好きなのだと理解できるもの。


陽炎「フフフ」


不知火「陽炎?」


陽炎「ひゃあ!?」


油断してた、完全に自分の世界に入ってたわね。
ま、まあしょうがないわね、乙女だもの。


不知火「どうしました?可笑しいですよ?」


陽炎「グフゥ」


痛い所を的確に突いてくるわねこの娘。
ま、まあそれはいいか、冷静に冷静に。




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