39: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/12(月) 23:37:53.74 ID:AyP+qI7B0
陽炎「で、ど、どうしたのよ不知火。私は明石さんの所に行くつもりなんだけど」
不知火「成程、それは好都合です」
好都合?付いて来るのかしら?
姉妹とはいえ流石に下着選びを見られるのは恥ずかしいのよね。
それにこの娘、人の下着とかマジマジと見てくるし。
動きやすいかを参考にしてるだけ、らしいけど。
不知火「雑誌コーナーの奥にあるトイレが分かりますか?」
陽炎「あー、そんなのあったわね」
あの通り辛い所にある汚そうなトイレ。
近くに他のトイレもあって行ったこと無かったから忘れかけてたけど。
陽炎「それがどうしたのよ」
不知火「実はあそこ、本棚の陰に通り道があるんです。
先には売り場があるのでよければ行ってみてください」
陽炎「へぇ、そんなのが……」
そんなのがあったのね。
何でそんな分かりにくい所に、ちょっと気になるわね。
陽炎「りょ〜かい」
不知火「それでは不知火は失礼します」
陽炎「それじゃ」
相変わらず少し堅苦しいわね。
そんな所が好きなんだけど、甘えて欲しくもある。
甘えん坊の不知火なんてのも悪くない。
歩くのを再開しながらそんな事を考える。
それにしても付いてくるでもなく、ただあんな事を伝える為に話しかけてくるなんて一体どうしたのかしら。
陽炎(っと、到着到着)
明石さんの売店に到着した。
ホントは町のヤツの方が安いんだけど出るには申請書類出さないといけないからなぁ。
だから緊急で必要だったりする時は便利なのよねここ。
陽炎(件の道は………これね)
先の方の随分見えにくい所にあるわね、これ本当に売る気があるのかしら。
薄暗くて狭い廊下だ、床に矢印がなければ職員用通路にしか見えないだろう。
奥の売り場の前に暖簾がかかっているため、ここからでは売り場が見えない。
早速暖簾を潜り中に入る。
陽炎(さて、中身は―――
ピンク色だった。
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