55: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/25(日) 21:18:15.74 ID:TA1k+r+p0
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時間は少しだけ遡る。
陽炎「それじゃあお休み」
叢雲「お休み陽炎、私はあと少し用があるから」
明石「ありがとうございました」
会計を済ませ、ホクホク顔で帰っていく陽炎の背を明石さんと共に見送る。
その背中が見えなくなりもう会話が聞こえない距離まで離れただろう所で明石さんが話を切り出した。
明石「いやー、何もなくてよかったです」
叢雲「ええ、そうね」
先程まで笑みを浮かべていた明石さんは一転して真剣な表情をしていた。
その瞳は陽炎が去った通路を見つめている。
叢雲「お疲れ様明石さん」
明石「いえいえ、こちらこそ。協力ありがとうございました」
本当に何も無くてよかった。
何せこの事はアイツ(司令官)に報告する訳にはいかないのだから。
明石「あの口ぶりからもしやと思いましたが、これで一安心です」
叢雲「被虐的なんてのは少し不味いからね」
人に大なり小なり特殊な性癖があるのは仕方のないことだ。
それ自体には何の問題も無い。
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