過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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101
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名無しNIPPER
[sage]
2015/10/10(土) 09:20:26.06 ID:f7o8y0kT0
乙
エロ(セクハラパルレ)だと思ったらガチエロなのか
まあ好きにやってくれていっこうに構いませんぜ
102
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/10/11(日) 02:12:59.71 ID:TLObs1yY0
ガチレズエロはちょっと...(シャイ)
103
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 12:52:56.53 ID:8058bWOK0
◇◇◇◇◇◇
―シュヴァリエ公国『中心街』―
オロチ「さて、首尾はどうかのう」
以下略
104
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:03:00.17 ID:8058bWOK0
オロチ「さて、クリムゾン。そなたとは一度話をしたいと思っておったのじゃ」
クリムゾン「……そうかい? 別に私はそんなつもりはないんだけどさ」
オロチ「そう牙を剥くような言葉遣いは感心しないのう。これでもそなたより年上なのじゃから、少しはいたわりを持ってほしいものじゃ」
以下略
105
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:07:32.47 ID:8058bWOK0
オロチ「……わらわたちがここに来たのは、今ここで指揮をしている御方を生きて白夜に帰すためじゃ。リョウマ様から直々に頼まれてのう。本来ならリョウマ様自身がお守りするところじゃが、白夜の状況を緩和見るにそれは難しいというものじゃ」
クリムゾン「……白夜はそんなに悪いことになってるのかい?」
オロチ「……認めたくないことじゃが、こんな風にシュヴァリエの反乱に手を貸す暇などない程じゃ。無限渓谷での小競り合いは日に日にこちらの消耗ばかり増えておる。わらわも呪術の部隊を任されていたから、嫌と言うほどにでも悪い話は耳に入ってくるものじゃ」
以下略
106
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:14:22.27 ID:8058bWOK0
オロチ「今思えば、わらわは鬼じゃった。心を持たない暗夜のノスフェラトゥと何も変わらん。おかしいものじゃ、心がないから残虐なことをできるノスフェラトゥなんかより、心をもった人間のほうがいつでも非常な存在になれるとはのう……おっと、すまぬのう、このような話をしたかったのではなかったな」
クリムゾン「協力の話だよ」
オロチ「そうじゃった。この協力関係の話、いわば本質の話じゃ」
以下略
107
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:17:47.45 ID:8058bWOK0
クリムゾン「そ、それは……でも、私は皆に指示を出せる立場にいた……だから」
オロチ「お主のことは聞いておる。親のこともシュヴァリエの騎士だということは聞いておる。だからこそおかしいとは思わぬか、たかが二十年ばかり生きてきたその身、王族でもなんでもないその身に、多くの人々が従うこの状況がじゃよ」
クリムゾン「その言い方、まるで私には何もないって言ってるみたいに聞こえるよ」
以下略
108
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:19:32.70 ID:8058bWOK0
オロチ「クリムゾン。リョウマ様がそなたに話をよくしておったのは、そなたに自分の境遇に似たものを感じ取ったからじゃ。だから、そなたの力になろうとした」
クリムゾン「境遇?」
オロチ「そうじゃ、そなたにシュヴァリエの者たちを従わせる力がないのと同じように、リョウマ様が持つ影響力はほとんどなくなっておるのじゃ」
以下略
109
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:26:05.24 ID:8058bWOK0
オロチ「最初に言ったように、わらわも暗夜への恨みが募った結果として、多くの民をこの地に送り見殺しにした。わらわは最初、強硬派の側にいた人間じゃからな。だからリョウマ様の決定には心が飛んだぞ。暗夜に関係する奴らを地獄に落とせる、そう思ったのじゃ」
クリムゾン「……」
オロチ「でも今ならわかること。たぶん、リョウマ様はわらわたち強硬派のことを信じておったのじゃ、一時の気の迷いで多くの者たちを見殺しにすることに意味があるわけがない。強硬派が目を覚ます可能性に賭けたんじゃ」
以下略
110
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:35:23.80 ID:8058bWOK0
オロチ「……強硬派は意見が通ったこと、リョウマ様が不在なこと、そしてカムイ王女が王族の柵になってること、すべて理解していた。そして、此度のシュヴァリエの件、白夜はシュヴァリエの顔を立てると言って派兵を少なくしておるが、実際回せる兵などそうはいないというのが現実、本来なら足踏みが揃うのを待つべきところじゃ。しかも、無限渓谷との同時攻撃も考えていない。おかしいものじゃ、同盟国を助けるためなら、陽動の一つでも買って出る間柄であるべきなのにのう。たとえ、多く消耗していたとしても、それが暗夜打倒に繋がるというのであるならばじゃ」
クリムゾン「……」
オロチ「クリムゾン。悪いことは言わぬ、今すぐにでもこの戦場を離れるべきじゃ。このような戦いに参加することをリョウマ様は望んでおらんじゃろう」
以下略
111
:
◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2015/10/11(日) 13:40:45.49 ID:8058bWOK0
オロチ「茶化すでない。わらわは――」
クリムゾン「心配してくれてありがとう。でもさ、こんな形になったけど、ここは私の祖国シュヴァリエだ。そしてここまでのことを見てきた人間だよ、けじめはつけないといけない」
オロチ「………」
以下略
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