過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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444: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/11/16(月) 23:13:07.88 ID:WXWu4c3L0
サイゾウ「強硬派の連中にとっては、フウマ公国のことなど算段にも入っていなかっただけのことだ。リョウマ様は後続で白夜に戻るお前たちのことを考えて、近海を航行するルートを取った」

アサマ「……」

サイゾウ「嫌な話、見事に網を張っていたフウマの船舶と出くわして戦闘状態に入った。結果的にこれが最良の判断だったかどうかは、俺にはわからない」

アサマ「結果論で言えば、私たちは優雅に帰ってこれたということはありますが、そうですね。それをしていなくてもそうだったかもしれませんね」

サイゾウ「ふっ、そう言うと思ってはいた。だが、あの戦いの場でカゲロウもスズカゼも臣下としての任を果たした、リョウマ様の命を守ることとを優先したように、俺は二人の意思を継ぎ白夜王国までリョウマ様をお連れする。そうでなくては、二人に顔向けできない。疫病に身を窶すのはそれが終わってからでも遅くはない。

アサマ「終えてからは、身を窶すということですか?」

サイゾウ「それが成すべきことをした先にある俺の決断、ただそれだけのことだ」

アサマ「……」

サイゾウ「俺は戻ることにする、そろそろリョウマ様も話を終えたころだろうからな。また護衛を再開する」

アサマ「そうですか。貴重なお時間を取らせてしまいましたね」

サイゾウ「気にする必要もないことだ。もしかしたら、白夜に付いた後には、話すことが二度とないかもしれんからな」

アサマ「………それもそうですね」

サイゾウ「そういうことだ。ではな」サッ



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