過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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784: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/12/28(月) 20:47:52.27 ID:ILi98R2F0
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 スタッ

アジロギ「……やはり、ただ俺たちを知っているというわけではなさそうだな。こちらの技を知っているように見える」

アシュラ「それにしちゃ余裕だな。その態度」

 キィン

アジロギ「ふっ、これでもいっぱいいっぱいなんだがな。お前にはすべてが筒抜けのようなのでな」

アシュラ「ああ、てめえらの十八番は、それなりに理解してるからよ」

アジロギ「そうか……。それを見抜くことが出来ないからこそ、俺がこの任務に選ばれたのだろうな」

アシュラ「ちがうな。てめえは選ばれたんじゃねえ」

 スタッ

アシュラ「捨てられただけだ」

アジロギ「……ふっ、違いない。こうして、何一つ任務の本題を果たせることもなく、死んでいく無能の使い道など、釣り餌ぐらいなものだ。唯一できることと言えば、カムイ王女をここにおびき寄せ、焼死させられる可能性を与えることくらいだ」

アシュラ「……恨んでるんじゃねえのか、てめえの雇い主……いや、公王のことをよ」

アジロギ「恨みか、そんなものはない。この任務の先にあるのが公王、祖国の力となれるならば、恨むことない。そのことについてはな」

アシュラ「なら、何に対してならあるっていうんだ?」

アジロギ「俺自身の力量の無さ以外に、恨むことなどありはしない」

アシュラ「……それが答えってことか?」


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