過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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785: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2015/12/28(月) 20:59:03.62 ID:ILi98R2F0
アジロギ「祖国のために義を尽くすが、俺たち兵の役目、そこに階級の差などありはしない。公王が望まれる発展を得るために、命を捧げることはこの身には有り余る大儀だ」

アシュラ「同情するぜ、どうやら部下にはそんな志は無さそうだからよ。それに、この部屋の生き残りはてめえだけになっちまったみたいだしな」

アジロギ「ふっ、そのようだな。烏合の衆とでは、はなから勝敗など見えていたも同然のことだろう。だからこそ、こういう計画なのだからな」

アシュラ「それで、どうするんだ」

アジロギ「決まっている、命尽きるまでお前たちを一人でも多く殺す。それが公王が俺に与えた命令であり、捧げられる唯一の忠誠なのだからな」

アシュラ「そうかい……。なら、その忠誠、俺が砕き散らしてやるさ」

アジロギ「やれるものなら、な!」

 ブンッ

アジロギ「せやあああああっ!!!!!」

アシュラ「くらいな!」パシュッ

アジロギ「ぐっ、まだ、まだ死ぬことなど、できぬ。お前らの一人も殺さずして!」

アシュラ「殺されるつもりなんてねえ。だが、てめえみたいな奴はもっと違う国に仕えるべきだったかもしれねえな。無抵抗の住民を殺した挙句に、ここで死ぬのが最後の大義なんてのは、同情するぜ」

アジロギ「俺にとっての祖国は一つだけだ。それ以外は偽りだ」

アシュラ「……そうだな。だから、俺の故郷を……祖国を潰したてめえらを、許すわけにはいかねえんだよ」

アジロギ「……ふっ、そういうことか。まさか、亡国の亡霊とこの地で会うことになるとはな」

アシュラ「そういうことだ。感づかれることは言いたくなかったけどよ」

アジロギ「なら、この結果も納得が良く。だが、それを認めて負けなど認めるのは、癪なのでな!」

 ザッ

アシュラ「来いよ、撃ち落としてやる」

アジロギ「そうして見せろ! てやああああっ」ヒュン ヒュヒュン ヒュン

 サッ

アシュラ「……逃げられると思うなよ!」

 ダッ

 パシュッ

 ドスッ


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