過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
1- 20
808: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 22:37:03.60 ID:6pu6Te7x0
貴族B「はい、彼らは潜在的にガロン王様を恐れています。援助を頼むことで死ぬことさえもあり得ると思っているほどにです。出来る限り、視察の際に援助を行っていますが、そういった集落の数は前年に比べて増え始めています」

レオン「父上だってそのことは知っているはずだよ。後手後手になっているのは、何か理由があるはずだ、そうだろう?」

貴族B「……理由ですか、それがあるのなら良いのですが」
以下略



809: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 22:49:14.50 ID:6pu6Te7x0
貴族B「私はマークス王子が生まれるよりも少し前から、暗夜王国に身を置いてきました。だからこそ、感じるものがあるのですよ。今のガロン王様には暗夜王国の地図は広がっていないと」

レオン「……」

貴族B「レオン王子、あなたが白夜の王女とその臣下を助けたいという思いさえも、ガロン王様にとっては興味の対象になっていないと思ったほうがいい。今のガロン王様は作戦をマクベス様にすべて一任している。昔のガロン王様ならしないようなことを、今しているのですから」
以下略



810: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 23:01:23.37 ID:6pu6Te7x0
◆◆◆◆◆◆
―王都ウィンダム・レオン邸―

レオン(父上の前に暗夜王国の地図が広がっていない……そう言っていた。彼は地方農村部の査察を行っている貴族だ。父上の下で働いて来た時間は長く、暗夜王国の繁栄を目で見てきた分、彼の言葉には信憑性がある……)

以下略



811: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 23:12:43.58 ID:6pu6Te7x0
カザハナ「レオン王子が本当に悩んでる時って顔色全然違うからさ。ツバキやサクラにもバレバレなんだから」

レオン「……そう。それで、何の用かな?」

カザハナ「今日の会議って……白夜侵攻の話だったんでしょ」
以下略



812: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 23:26:22.33 ID:6pu6Te7x0
カザハナ「無能って、そんなことないよ!」

レオン「カザハナは優しいよ、本当にさ。でも、今はその優しさがとても辛いんだ」

カザハナ「辛いって……」
以下略



813: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 23:40:15.57 ID:6pu6Te7x0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ガチャ バタン

カザハナ「あはは、サクラ……今戻ったよ」
以下略



814: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/07(木) 23:54:14.87 ID:6pu6Te7x0
カザハナ「何それ、意固地なだけじゃん」

サクラ「……昔から弱さは見せないようにしてたそうです。レオンさんがまだ幼かった頃は、親族間での争いが多かったって聞きましたから。たぶん、私たちの手を今までとっててくれたのは、まだレオンさんの中で他人だったからかもしれません」

カザハナ「どういうこと?」
以下略



815: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/08(金) 00:08:23.16 ID:VUEBvKTf0
◆◆◆◆◆◆
―暗夜王国・クラーケンシュタイン城―

マクベス「ミューズ公国へ、ですか?」

以下略



816: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/08(金) 00:20:21.79 ID:VUEBvKTf0
ガロン「ふっ、どちらになろうと構わぬというのに律儀な男だ。何を選んでも、運命を変えることはできぬというのにな」

 ガタッ

ガロン「マクベスと同じく、奴も律儀な男だ。幾らあがこうとも変わらぬというのに、愚かなことよ」
以下略



817: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/08(金) 00:26:39.33 ID:VUEBvKTf0
今日はここまでで

 遅いですが、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくおねがいします。

以下略



992Res/1008.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice