過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―2―
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849: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/01/15(金) 22:25:57.71 ID:uGA9V7Z60
メイド「普段は落ち度のない佇まいなのに、どこか近く感じられる口調、それはあるツバキ様の持つ曖昧さ。サクラ様を主君と言いながらも、その心の距離は近い場所にあります。カザハナ様も幼馴染の距離感と従者としての距離に一定の者があるようですし、それをサクラ様はちゃんと理解しています。だから、こんな状態でも皆さんは仲間で争うこともなく、ずっと一緒にいられるんですよ」

カザハナ「な、なんだか照れくさいんだけど」

ツバキ「でもー、俺の口調のこと駄目だって言ってくる人もいるよー」

メイド「ふふっ、それは曖昧ではなくて、その人にはそう見えているということです。ツバキ様の振る舞いに曖昧さを見出し、そこから自分で理解して初めて、その温かみがわかると私は思いますから……ふふっ、この答えもどこか曖昧ですね」

カザハナ「なら、メイドさんも曖昧になってみたらいいんじゃないかな。その、あたしも言っててよくわかんないけど」

メイド「ふふっ、それはできませんよ。でも、そうですね、今日の一件が一段落した時は、すこしだけ曖昧にレオン様にお仕えするのも悪くはありません」

サクラ「曖昧にですか」

メイド「そうですね、レオン様の紅茶に入れる砂糖の量を適量にしておきましたとか、そういった具合です」

カザハナ「あはは、確かにそう言われると、飲みなれてるのか、一般的な適量なのか、少し考えちゃうね」

メイド「そうした相手の曖昧な言動の意味を考えられる間柄、相手の言葉の曖昧さに手を差し伸べられる関係をレオン様は皆様に見出しているはずです。だから、レオン様のことを信じてお待ちください」


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