過去ログ - 二宮飛鳥「魔法にかかったボクは」
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9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2015/10/03(土) 02:28:22.04 ID:FpM9L6dM0
「飛鳥」
「なんだい」

ボクが緊張に押し潰されそうになっている時。
隣にいるプロデューサーは、毎度毎度きまってボクの両肩に手を乗せて、

「飛鳥は可愛い」

と声をかけてくる。一片の有無も言わさぬ、断言口調でそう言い切るのだ。
それはボクの緊張が見抜かれている証拠であり、彼がボクの偏屈な心を理解している証左でもある。

強がらなくていい、と言われれば余計に反発して強がる。
自分に自信を持て、と言われれば、どこをどのように自信を持てばいいのかと思考の迷路に迷い込む。

二宮飛鳥はそういう面倒な人間だ。だからこそ、Pはただ『可愛い』とだけ口にする。
それが最低限必要であり、同時に最善の言葉であることを知っているから。



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