過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/05(土) 09:02:29.48 ID:BDw3p8bw0
組織部下女「ねえ、男さん。私と一緒に逃げませんか?」
男「・・・!?お、お前。何言ってんだ!」
組織部下女「だって、もう十分じゃないですか。無能力者の男さんが、2年続いた『戦争』の最後の一ヶ月だけとは言え、その期間を生き残ったのは、誰にでも出来る事じゃありません。男さんはすごく頑張りましたよ」
男「・・・」
組織部下女「もう、いいんじゃないですか?」
男「・・・」
組織部下女「本当は・・・怖いんでしょう?」
男「・・・ああ、正直に言おう。怖えよ・・・死ぬほど怖え・・・キメラに立ち向かった時だって、正直ションベンちびりそうだったぜ・・・」
組織部下女「!だったら・・・」
男「――でもな・・・組織部下女よ、心配してくれるのはありがたいがな・・・でも、俺は・・・それでも、俺は戦わなければならんのだ・・・何よりここで逃げては・・・」
組織部下女「・・・男が廃る、ですか?」
男「・・・!!」
組織部下女「男さんだったらそう言うと思ってました。もう・・・男さん。どこまで意地っ張りなんですか、貴方は。今時、そんな男の矜持に拘ってる人、この世のどこにもいませんよ?」
男「・・・そう言われてもな、本心なんだよ。ビビってるのも、ここで逃げたら男が廃るっていうのも、どっちもな。さっきまで、命を掛けたやりとりなんてもうこりごりで、命がいくつあっても足りねえなんて思ってたのに、今じゃここで逃げたら男が廃るの方がギリギリ勝ってる・・・だから逃げねえ、立ち向かうしかねえんだよ。一回きりの人生、後悔を残したくねえんでな。それにここで逃げたら俺のプライドに傷が付く・・・それだけは・・・」
組織部下女「・・・男の人は、大変ですね。プライドなんて言う目に見えないものに振り回されて、怖い思いして痛い目見て、それでもソレを守ろうとするなんて」
男「ああ、男ってバカなんだよ・・・だけど、俺はこうする以外には知らねえんだ・・・あーあ・・・逃げちゃえば楽なのによ・・・」
組織部下女「・・・ふふっ、その通り、逃げてしまえばいいのに・・・本当におバカさんですね」
男「う、うっせえ!俺はな――」
ぎゅうぅ(組織部下女の胸に男の顔が埋まる)
組織部下女「・・・でも私、そういう人の方が好きですよ」
男「んんー!?んんー!?」←胸に顔が埋まって呼吸が出来ない。
組織部下女「男さん。†卍 刹那・神龍・X・アルファルド卍†さんの本、読み終えましたよ。この戦いが終わったら、一緒に語り合いましょうね」
男「・・・っぷはぁ!なにすんだお前いきなり・・・!」
組織部下女「あ、ごめんなさい・・・何だか私の前で弱気になった男さんが急に愛おしくなったので・・・つい・・・元気になれるように、と」
男「お、お前なぁ・・・た、確かに元気になったけど・・・!」
組織部下女「ふふっ、男さん、可愛い・・・また、してあげましょうか?」
男「い、いらんわ!アホっ!何考えてんだ、こ、こ、この痴女めっ!!あっち行け!!」
組織部下女「そうですか・・・残念です・・・あ、それと男さん」
男「まだ何かあんのか!?なんだよ!?」
組織部下女「私、男さんの事、大好きです。一目惚れでした。男さんが帰ってきたら、またちゃんと告白しますから・・・それじゃあ、また(ニコッ)」
男「は、はぁ!?ちょっ、ちょっとおま・・・どういう・・・行っちゃったよ・・・え、えええええ・・・!?」
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