過去ログ - 真姫「ふぅ…なんだかお腹が減ったわね…」
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7:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:20:36.68 ID:LLZW4LX/0
真姫「あ、その、違うの、ううん違わないんだけど…その、お腹がどうしても減って…」

「…」

真姫「…えと…」
以下略



8:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:21:06.69 ID:LLZW4LX/0
少ししてパパがやかんを離すと、蓋は開ける前みたいにくっついていた。

真姫「すごい…」

「すごいもんか。こんなこと。」
以下略



9:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:21:48.72 ID:LLZW4LX/0
先輩――パパの口からそんな言葉が出るなんて。なんだか不思議な感じがする。

真姫「ふうん…なんだか変なの。」

そう思ってたらついつい口に出ちゃった。
以下略



10:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:22:35.77 ID:LLZW4LX/0
真姫「――あっ、ダメよ!まだ3分たってない!」

「いや、パパはこれでいいんだ。」

もうひとつもらっていたカップ麺をパパにおすそ分けして、二人でならんだ深夜のキッチン。
以下略



11:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:23:10.38 ID:LLZW4LX/0
「研修医になってからはもっと時間がなかった。少しでも時間があれば研鑽を深めたかった。」

真姫「…えっと。」

「…真姫はあの頃のパパよりずっと優秀だよ。気に病むことはない。」
以下略



12:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:23:42.74 ID:LLZW4LX/0
――それから、パパはいろんな話をしてくれた。


学生時代の話。友達とバカなことをした話。

以下略



13:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:24:40.40 ID:LLZW4LX/0
変なの。

パパは生まれた時から私のパパだったのに。

パパは 私のパパじゃない時間のほうがたくさんあった。
以下略



14:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:25:19.49 ID:LLZW4LX/0
真姫「―ごちそうさま。パパ、お話ありがとう…おやすみなさい。」

「ああ、おやすみ…うまくいきそうかい?」

真姫「やだ、パパったら、知ってたのね。」
以下略



15:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:25:48.88 ID:LLZW4LX/0
「おいおい…わかった。何がほしいんだ?洋服か?靴か?」

真姫「ううん、違うの…えっとね…あの、ね…」

「?」
以下略



16:名無しNIPPER
2015/10/06(火) 16:26:53.55 ID:LLZW4LX/0
「…わかった。行くよ。」

真姫「っ!ありがとう!」

「じゃあ、今度こそ本当におやすみ。」
以下略



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