過去ログ - オタコン「スネークIS学園を知っているかい?」
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16: ◆9ytKL4.iPs[saga ]
2015/10/07(水) 14:11:50.66 ID:f7IBuT0k0
キャンベル「そして最後に残った一匹が精霊、尋常ならざるものになる。」


スネーク「俺が・・その蠱毒だと?」


キャンベル「そうだ。愛国者は・・0は、ビッグボスと敵対するなかでもビッグボスを求めた。」


スネーク「俺はビッグボスにはなれない。」


キャンベル「そうだ。だからこそ、愛国者が作ろうとしたものはビッグボスでも、ましてそのコピーでも、代替品でもない。・・・君だ。」


スネーク「・・・」


キャンベル「本題はここからだ。・・・愛国者は秩序を作った。しかし、彼らは自らの敗北を予期し、次世代の秩序を育てようとした。ただのAIと成り果てた彼らも、初心に立ち返ることがあったのだろう。自らの子供を作り、自らの過ちを正すよう、夢を託そうとしたのだ。」


スネーク「それが恐るべき子供達計画か・・・」


キャンベル「スネーク・・君はビッグボスの子供というだけでなく、0の子供でもある。少なくとも彼のビッグボスに対する偏愛がなければ、わざわざ敵のクローンなど作らない。0もまた君に殺されることを望んだのだ。」


スネーク「それで?愛国者は俺に4人目のスネークとやらに殺されろとでも言うのか?」


キャンベル「ちがう。・・・・知っての通り、君の遺伝子は操作され、生殖機能は制限され、テロメアも意図的に短くされている。君に残された時間はもうないだろう。」


スネーク「この間きいた。」


キャンベル「うむ。それは君の行動を制限し管理するための枷ではあるが、そもそも彼らにとって君に長生きさせる必要がなかったのだ。そう愛国者は君に第二の肉体を用意した。」


スネーク「第二の肉体?首でもすげ替えるのか?人は機械とは違う。そんなこと不可能だ。」


オタコン「時代は変わったんだよスネーク。愛国者は度重なる遺伝子操作の実験のなかで到達してしまったんだ。不可逆的転生術、IROだ。」


スネーク「またおぞましいものを・・・それがジョン・ドゥの秘密なのか?」


オタコン「いや。マザーボード内にスタンドアローンの記憶装置が内蔵されていた。・・・ソリトンレーダーが解除キーになっていたよ。もともと、あれは僕たちに見せるためのものだったんだ。おどろいたよ。ナオミがいたら卒倒するだろう。完全に時代錯誤な技術だ。愛国者の技術は世界の100年先を走っていたと言えるね。もっとも科学者はリキッドの決起のどさくさに消されてしまったし、僕らが拾ったマザーボード以外は自動的に削除された。今となってはロストテクノロジーさ・・・」


スネーク「それで?俺をコピーした後、4人目のスネークはどうなる?」


オタコン「ああ、不可逆的、つまりコピーじゃないんだ。移植だよ。君の自我はなくなるし、新しい肉体に本来あった人格は完全に失われる。もっとも、彼にはゴーストがないのだけれどね」


スネーク「ゴースト?」


オタコン「攻殻機動隊は見てないのかい?まあ、いいや。君の光学迷彩もあのアニメがなければ作られくこともなかったんだけどね。」


キャンベル「要するに、君の次の肉体の本来の持ち主は存在しないのだ。君の脳をカットアンドペーストしないと、自発呼吸もできない肉の塊だ。」


スネーク「肉の塊だと!?よくもそんなことが言えたものだ。大佐にも妻がいて娘がいる。クローンと雖も試験管の中で生まれるわけではない。たとえその子供に魂がなくとも、産んだ母親はどうなる!?俺はもう禁忌を犯すつもりはない!」


オタコン「ビッグママに聞いたのかい?言ったろうスネーク・・・時代は変わったんだ。彼は完全に試験管の中で作られた。母のいない子供だ。」


スネーク「尚更だ。これ以上俺に、人としての尊厳を失えというのか」





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