過去ログ - やはり冴えない俺の青春ラブコメと彼女の育てかたはまちがっている。
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4:物置-monooki-
2015/10/07(水) 17:30:49.05 ID:faaSriNm0
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千葉市立総武高等学校
奉仕部部室


八幡「…………。」ペラッ

結衣「ふんふふ〜ん。」ニコニコ

雪乃「………………。」カキカキ

八幡(俺の名は比企谷八幡。ごく平凡な高校生だ。リア充なんて砕け散ってしまえ、といつも心の中で叫んでいる非リア充……つまりぼっちである。ひょんな事から奉仕部という部活に入部する事となり今に至るが………この辺りの説明は割愛しよう。要するに、俺八幡、ぼっち!オーケー?)

雪乃「……比企谷君?何か悪い物でも食べたのかしら?先程から普段から気色の悪い顔が更に大変な事になっているわ。」チラッ

八幡(こいつは雪ノ下雪乃。奉仕部の部長であり、見た目は美少女だが棘のある発言と性格で他を寄せ付けない恐ろしい女だ)

雪乃「……聞いているのかしら比企谷君?私を見て何を想像しているのかは知らないけれど、卑猥な妄想は控えてもらえるかしら?不愉快だわ。」カキカキ

八幡「おい、俺が変な想像してる前提で罵倒しないでくれる?真顔でその発言は俺じゃなかったら立ち直るの大変だぞ。」

雪乃「あら、貴方に立ち直る意志はあったのかしら?寧ろ比企谷君こそ立ち直って来ないように思えるのだけれど。」カキカキ

八幡「そりゃ俺は働きたくないがモットーだからな。何なら立ち直るどころか開き直るまである。」フフン

結衣「……何それ、ヒッキーちゃんと将来見据えなきゃダメだよ?」

八幡(そんでこっちは由比ヶ浜結衣。見た目はビッチだが優しい奴だ。その優しさを雪ノ下にも分けてやって欲しいくらいだ。そして雪ノ下からは頭の良さを分けてもらえ。これでギブアンドテイクが成り立つ)

結衣「………何か今日のヒッキーキモい。」

八幡「失礼な奴だな。俺はお前に将来の心配をされた事に気持ち悪さを滲み出しているだけだろ。」

結衣「ちょ、私だって色々考えてるんだし!ヒッキーマジキモい!」

八幡(気色の悪いだの、キモいだの、色々言われているが決して俺は虐められているワケではない。ホントだよ?)

八幡「…ところで雪ノ下。さっきから何書いてんの?」

雪乃「平塚先生から依頼された案件を整理していたの。」

八幡「依頼?そんなもん聞いてないんだけど?」

雪乃「当然よ。貴方は面倒くさがるだろうから、直前まで内密にしておくように平塚先生から言われていたもの。」

八幡「何それ、そんなドッキリ嬉しくないんだけど?」

結衣「……あれ?ならヒッキーはともかく、何であたしも知らされてないの?」キョトン

雪乃「……由比ヶ浜さんは口が軽そうだから、直ぐに比企谷君に話すかもしれないと先生が懸念していたわ。」

結衣「あたしも信用性無いんだ!?」

八幡「んで?その依頼ってのは何なんだ?」

雪乃「……そうね、そろそろ話しても良いタイミングかしら。」

結衣「タイミングバッチリだよ!さあ話してごらん!」

八幡(由比ヶ浜のノリが意味わからん)

雪乃「平塚先生が先月、他校を訪問する機会があったらしいのだけれど…。その時に、とあるサークルの生徒達と知り合ったらしいの。」

結衣「さーくる?」

八幡「……サークルってのは共通の趣味や目標を持った人間がグループを作って活動するやつだよ。」ハァ

結衣「そのくらい知ってるし!あたしが気になってるのはそれが何のサークルなのかだよ!」

雪乃「何でも……面白そうなゲームを作っているサークルらしいわ。平塚先生がそう表現していたものだから、私も詳しくはわからないの。」

結衣「何か凄そうだね!」キラキラ

八幡「ゲームっていってもな、テーブルゲームとかテレビゲームとか色々あんぞ?」

雪乃「サークル内容は置いておきましょう。本題は依頼内容なのだけれど……。どうもそのゲーム制作に当たって第三者目線の協力者が必要らしいの。平塚先生はその協力者候補に私達奉仕部を挙げた。もうわかるわね?」

結衣「ん〜?」

八幡「…要するに、サークルのゲーム作成の協力をして欲しいという事か。材木座の依頼のゲームバージョンかよ。」

雪乃「そういう事ね。当然私達にゲームを作る技術力は無いもの。進行状況や出来映えについて意見をぶつけてあげれば問題はないと思う。」

結衣「…なるほどねー。他校との交流かぁ。楽しみだなー。」

八幡(ホント面倒な内容だった。しかも他校って事は場合によっては近場ではない。つまり休日出勤……うわーやだやだ)


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