過去ログ - 渋谷凛とストーカー 「凛ちゃんを壊さなければならぬ」
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1:名無しNIPPER
2015/10/08(木) 20:04:09.61 ID:HWN9e0F40
――渋谷凛 手紙に困る

ありふれた白封筒には「渋谷凛 様へ」と書かれていた。

凛「また手紙来てるよ……」

凛は自宅の郵便受けを調べて溜息をついた。
渋々封筒を開けながら呟く。

凛「これで何通目だろ?」

手紙「愛する 渋谷凛 様へ 今日こそは僕の愛を分かって……」

手紙の主旨は大体一貫していた。
凛への一方的な恋慕をつづった物ばかりだ。

凛「こういうの困るんだけどな」

最初の内は、流し読み程度に内容を見ていたが、
次第に冒頭だけ読んで捨てるようになった。
何度も来る手紙の内容は、大体同じような物だったからだ。

そういう態度を取るようになってからも手紙は来た。
週に数回は投函されてくる。
切手も消印も見当たらないので、どうやら直接投函している様だ。

差出人は分からないし、住所や連絡先も書かれていない。
返事を出そうにも出せない手紙。
やがて、凛は封も切らず捨てるようになった。

それでも手紙は送られ続けた。


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