過去ログ - 渋谷凛とストーカー 「凛ちゃんを壊さなければならぬ」
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35:名無しNIPPER
2015/10/09(金) 18:03:14.43 ID:dEkvCplN0
――公園で待つストーカー

凛ちゃんは、いつもこの公園で休憩する。
犬の散歩の途中、ベンチに腰かけて缶コーヒーを飲む。
僕は、凛ちゃんの日課を知り尽くしていたし、
凛ちゃんが几帳面であることも熟知していた。
凛ちゃんに会うためには、ここで待っているだけでいい。

僕は木の幹の陰に潜んだ。
凛ちゃんが来るまで、息を押し殺して待った。
誰も来ない公園なので、寂しい雰囲気。
青白い街灯が何本か立っているが、
公園全体は薄暗くて活気がない。

僕「来た! あれは凛ちゃんだ」

犬を連れた長い黒髪の少女が来た。
公園の前にある自販機で何か買ってから、
公園の中に入って来た。
リードをベンチの足に結び付けて犬を繋いだ。
犬を見ながら少女がベンチに座り込んだ。

間違いない。あれは凛ちゃんだ。

僕はマスクとフードを被ってから歩き出した。
凛ちゃんの口を押えた時、噛まれても平気なように、
厚手の革手袋を歩きながらはめた。



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