過去ログ - 男「私の価値はこれだけだ」エルフ「あなたを一生許さない」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/09(金) 21:42:06.14 ID:WFUQ5gUN0
エルフ「少し待っていろ」
どうやら彼女の家に着いたらしい。
天に届きそうなほど巨大な樹木の根元に幾何学模様の扉があった。
彼女は扉の中に入っていく。
私も後を追う為に扉に手をかけるが、
男「………?」ガチャガチャ
開かない。
鍵穴など見当たらないが……。
男「模様が変わっている?」
幾何学模様の配置が先ほどと変わっていた。
どうやら、魔術めいた何かが発動しているらしい。
男「私は本当に死んだのか……?」
これから“ビジネス”が上手くいくはずだった。
それなのに……あんなタイミングで私は…。
エルフ「入って良いぞ」
彼女が扉を開ける。
先ほど着用していた銀の鎧ではなく、ワンピースのような薄い布の民族衣装を着ていた。
その姿はまさに妖精。私は思わず、
男「美しい」
と、呟いていた。
エルフ「……貴様の世界の男が軽いのか? それとも貴様が軽いのか?」
……生まれてこの方、妻以外を愛した事のない私に対してその言葉はいささか不服だ。
だが、エルフの顔はまんざらでもなかったようだ。照れまではいかないものの、表情に喜びが滲んでいた。
男「この扉は魔術か何かで?」
エルフ「人間の世界で言う“魔法”だ」
男「魔法……」
私は今まで科学こそが魔法だと信じていた。
しかし、この目で見なくとも分かる。
魔法は科学を超越し、無から有を生み出す錬金術だと言う事が。
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