過去ログ - 新条ひなき「ホットスパイシー・ガールズ!」
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:07:47.03 ID:MJpmBfOd0
あかり「あのね――」

スミレ「わ、私たちっ!」

 あかりちゃんを遮るように、スミレちゃんが大声で喋り出した。吃驚して彼女を見詰める。あかりちゃんも、その横顔を見守っていた。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:09:32.72 ID:MJpmBfOd0
あかり「ひなきちゃん?」

 気付けば、二人が怪訝そうな顔でこちらを見ている。恥ずかしい、変な想像でぼんやりしてしまっていたようだ。気にしないで、と言って続きを催促する。

あかり「黙っててごめんなさい」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:21:41.99 ID:MJpmBfOd0
あかり「アイドルは恋愛禁止だってわかってるんだけど……」

スミレ「私が、私が悪いの。私が我慢できなくなってあかりちゃんを押し倒しちゃって」

あかり「うわああ、ちょ、ちょっとスミレちゃん!」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:26:28.88 ID:MJpmBfOd0



ひなき「ふぅ……」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:31:42.46 ID:MJpmBfOd0
ひなき「そっか、珠璃のことが好きだったんだ」

 敢えて口に出して、確信する。紅林珠璃が好きだ。恋愛感情として。あかりちゃんとスミレちゃんのような関係になりたい。そう確かに、望んでいる。

 だったらうじうじしている時間なんてない。珠璃に伝えなくちゃ。何を思っているのかを。これからどうしたいのかを。明日、これまでのことを謝って、それで、打ち明けよう。新条ひなきの全部を。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:37:40.91 ID:MJpmBfOd0



 翌日、朝一番に珠璃をレッスン室に呼び出した。個人レッスンようの狭い教室だ。勿論、誰もいない。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:42:52.99 ID:MJpmBfOd0
珠璃「ひなきはLuminasでもやりたいことがあるんでしょう」

 そうして、ふわりと、抱きしめられていた。

珠璃「言わなくても、わかってるよ。大丈夫」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 20:48:52.80 ID:MJpmBfOd0
ひなき「三人でどんなアイカツが出来るのか、楽しみでしかたないんだ」

 ああ、こんなに簡単なことなのにどうして今まで出来なかったのだろう。目の前の幼馴染のことを信じて、ただ思うがままに話すだけでよかったんだ。

ひなき「でもね、珠璃のことも好き。大好き。大大大好き。どうしようもないくらい好き。愛してる」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 21:05:14.24 ID:MJpmBfOd0
ひなき「三人でどんなアイカツが出来るのか、楽しみでしかたないんだ」

 ああ、こんなに簡単なことなのにどうして今まで出来なかったのだろう。目の前の幼馴染のことを信じて、ただ思うがままに話すだけでよかったんだ。

ひなき「でもね、珠璃のことも好き。大好き。大大大好き。どうしようもないくらい好き。愛してる」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/10/10(土) 21:13:02.99 ID:MJpmBfOd0
珠璃「私も……私も皆のことが好き。あかりちゃんのことも、スミレちゃんのことも」

珠璃「学園祭のライブ、本当に熱かった。あんなふうになりたいと思った。負けられない、そう思ったんだ」

 彼女にしては珍しく、それは消え入りそうな囁きだった。いつものようなメリハリのある喋り方ではない。珠璃も、苦悩していたんだ。
以下略



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