過去ログ - 杏「きっと流した汗は」泰葉「美しい」
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:14:26.31 ID:ZeFr44Y10
その日、私はレッスンを受けに行った。ただそれだけのことなのにひどく騒がれた。
私が時間通りに、いや時間より前に来てストレッチしていることがルキトレさんに驚かれた。
「せっかく雨がやんだのにまたふっちゃうかもしれませんね」
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:16:53.15 ID:ZeFr44Y10
「杏、頑張るから勝つ方法を教えてほしいんだ」
「本当にどうしたのでしょうか?」
ルキトレさんが少し冷や汗をかいている。
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:18:04.51 ID:ZeFr44Y10
「はい、これで今日のレッスンは終わりです」
「お疲れ様でした…」
連日のレッスンはニートアイドルと呼ばれた私の体はボロボロだった。
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:18:45.29 ID:ZeFr44Y10
「最近杏さん真面目にレッスン受けているみたいですね、何か心境の変化でもあったんですか?」
軽いステップを踏みながら話しかけてくる。素直に凄いと思った。
「いや、ライブバトル申し込まれてさ、負けたら引退なんだよ。」
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15
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:19:19.10 ID:ZeFr44Y10
「なんで?」
「泰葉さんとプロデューサーさんは付き合いが長いってことは知ってますよね?」
「知ってるよ、確かプロデューサーが初めて担当したアイドルだっけ?」
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:
◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:19:58.64 ID:ZeFr44Y10
「でも、勝負は勝負だ。杏のアイドル生活、もとい印税生活がかかってるからね」
「杏さんもぶれないですね」
「ドヤッ」
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17
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:22:38.46 ID:ZeFr44Y10
そこからある程度が経っただろう。
ルキトレさんの試験を受けて合格。
「次はトレ姉さんのところでレッスンですね」
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:23:31.02 ID:ZeFr44Y10
次の日、指定の時間にレッスンルームに行くとべテトレさんが待っていた。
泰葉ちゃんといい、ルキトレさんといいみんな仕事早いな。
「ルキから大体のことは聞いている。これまでとはレベルが違うぞ。本気なのか?」
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:25:09.81 ID:ZeFr44Y10
「なら、杏もマストレさんのレッスンを…」
「その必要はない。双葉、お前は悔しいが他の子はない才能がある。今までは宝の持ち腐れだった。しかし、今は違う」
あれだけ嫌っていた才能という言葉。それに今助けられるのだ。
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20
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◆foQczOBlAI
[saga]
2015/10/12(月) 01:25:53.37 ID:ZeFr44Y10
「マス姉さんがたまにやるスペシャルモードやヘルモードがあるだろ」
「ああ、噂には聞いたことがある…」
べテトレさんがニヤリと笑った。
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◆foQczOBlAI
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2015/10/12(月) 01:27:25.75 ID:ZeFr44Y10
そしてやってきたライブバトル当日。
天気は晴れ。絶好のライブ日和。干からびそうなぐらいだ。
今までの日々はまるで地獄としか例えられない日々だった。
体力をつけるための走りこみ10時間ではないが2時間は走らされた。
他にも筋トレなどの地味なものから。
以下略
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