7:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 23:04:20.99 ID:Lch4ddxp0
「なるほど、そんなことがあったのか」
ふんふん、とうなずきながら聞いていたモバPは言った。
「アルマゲドンは名作だよな。俺も何度も見たよ。初公開の時はまだ子どもだったけどな」
「私もあの後、パパに電話したんです。そしたら、美波も良さがわかる年になったんだな、って感心してました」
少し誇らしげに美波が言った。
「それで……えーっと、終末論かぁ」
想像もつかないな、とモバPは考え込む。
考えるときは、きちんと考える。冗談をいう時は冗談をいう。メリハリのある人だ、と美波は思う。
プロデューサーという多忙で、いつも何か重要な案件を抱えているにも関わらず、こういったちょっとした話題にも真剣になってくれる。
アルマゲドンを思い出しながら、この人をパパに紹介したら、どんな反応をするかな、なんて美波は考えていた。
そして、何を考えているんだ、と赤面する。
「あれ、顔赤いけど大丈夫か」
「ふえっ? あ、だ、大丈夫です」
指摘され、素っ頓狂な声が出る。それがさらに美波の顔を赤くさせる。
「ちょっと考えてみたよ」
少し茶目っ気のある顔をしてモバPは言った。
「俺と美波の終末論」
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