過去ログ - 八幡「346プロダクションに入社した」
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104:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:14:34.12 ID:NHCPGKpZ0
「14人は1つのプロジェクトとして売り出していきますから、間があいてしまうことは好ましくないと考えています。なので、ある程度は間隔を詰めてデビューさせていこうかと」


なるほど。まだこの業界に入って日が浅い俺がでしゃばるべきではないのかもしれない。プロデューサーの中には明確なビジョンがあり、それはどうやら道理にかなったもののように思える。実は、無能な上司に当たってしまうという心配をしていたのだが、どうやら杞憂だったようだ。
でも行動に移す前に教えてくれませんかね。ホウレンソウは常識だって新入社員の僕でも知ってるんですが。


「…他には、なにか」

「あ、いえ。もう大丈夫です。ありがとうございます」


なんてこと言えるわけねえだろ!こうして対面で話してるだけで足がガクブルだもの。
あの体躯の人間に殴られたらどうなっちゃうのかしら。俺はまだ死にたくない。


「失礼します」


入ってきた時と同じことを言って一礼。こうやってるだけでまじめそうに見えるのだから社会人ちょろい。なんなら俺はこの上の土下座まで習得しているため謝罪まで完璧である。もう謝るときの心配かよ。
俺が部屋を出た時に入れ違いで千川さんが入っていった。大分バタバタとしており、緊急事態なのかもしれない。そうと決まれば関わらないが吉。さっさとマイデスクに戻ってしまおう。見てなかった。俺は何も見ていなかった。




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