過去ログ - 八幡「346プロダクションに入社した」
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 05:37:29.63 ID:HJV8/nPs0
あー、疲れた。パソコンとずっとにらめっこしてたせいか、肩は痛いし目はごろごろする。昼休みになったので解放されたが、あと4時間は確実に束縛されるのかと思うと嫌気がさす。初日からすでにバックレたいまである。そのうち残業とかも当たり前のように課されることになるだろうから、やっぱり俺みたいな根性なしは働くべきではないな、うん。なんてぼやいても仕方がないので、会社の敷地内にあるカフェに行ってみることにする。


「いらっしゃいませ!ご注文はお決まりですかー?」

「……」


注文を取りに来たのは、十代後半くらいであろうメイドさんだった。え?ここってメイド喫茶なの?芸能界ではこれが当たり前なの?
戸惑っててもしょうがないか。とりあえず注文を済ませてしまおう。

「ランチセットAをください」

「はい!Aセットですね!お飲み物は何になさいますか?」

「MAXコーヒーで」

「ここは千葉じゃありませんよ!?」


ん?このメイド、千葉県民なのか。しかしいいつっこみだ。あと、よくわからないが平塚先生の顔が脳裏に浮かんだぞ。全然タイプ違うのに。


「ホットコーヒーで」

「あ、はい。承りました。少々お待ちください」


人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい。高校時代はそんなことを言っていたような気がする。いつからか、コーヒーの苦さが癖になっていた。自分の心境と溶け合うようで、心地よさを感じるほどになった。
今ではコーヒーに練乳も砂糖も入れていない。マッ缶は飲むけどね、うん。千葉県民のソウルドリンク…あれはコーヒーではないのだ。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
278Res/88.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice