過去ログ - 【アニマス×デレアニ】「夢の頂上決戦!765プロvs346プロvs961プロ」
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154:その八『記憶』[saga]
2015/11/26(木) 22:35:40.86 ID:Tum4lAkfo
――
――――


 深夜。

 仕事を終え、メールで約束を取り付けたバーへと向かう。
 申し合わせていた時刻の5分前に、彼女は現れた。


「お前の方から私を呼び出すとは、珍しいこともあるものだ」

 美城専務である。


「実は――」

――


「ふむ……そうか。遂に961プロが仕掛けてきた、という訳か」

「……今や、渋谷凛はお前のシンデレラプロジェクトにも、我がプロジェクトクローネにも欠かせない存在だ」

「もし、負けて約束通り手放すことになれば、346プロのアイドル事業部は大きな痛手を負うことになる」

「……それこそ、抜けた穴を埋める再編成の為に、両プロジェクトは一時的な凍結も視野に入るだろう」


「では、今回は……」


 プロデューサーの弱気な言を遮り、カクテルグラスをぐい、と呷る美城専務。
 そして彼女はバーテンダーに次の一杯を注文する。
 プロデューサーは、専務の次の言葉を待った。


「……逃げるという選択肢は無い」


「仮に今回、勝負から逃げる事が出来たとしても、今後日本で活動していく上で玲音との衝突は避けられまい」

「なら、どうすれば」


 まさに八方ふさがり。
 進退窮まる状況とは、このことであろう。
 専務は新しい一杯を貰い、口に付ける。鮮やかな紫色が美しい。 



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