過去ログ - 【アニマス×デレアニ】「夢の頂上決戦!765プロvs346プロvs961プロ」
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155:その八『記憶』[saga]
2015/11/26(木) 22:36:59.68 ID:Tum4lAkfo


「.……これで負けるようならば、我がプロダクションもそれまでだったということだ」


 専務はやや自暴気味に言い放った。
 ……アイドル事業部の今後が決まってしまうような舞台。
 プロデューサーにとって、専務のその言葉は余りにも重すぎた。

「しかし、アイドル達は……」


 プロデューサーは困惑する。
 アイドル達からは、やはり、否定的な意見か多々あった。
 参加して、勝てるとは――恐らく、誰も思っていなかった。


 是認の言葉を受けてなお苦悩するプロデューサーの様子を見て、美城専務は駄目押しと言わんばかりに言葉を重ねる。
 


「私は、シンデレラに城を用意する事ができる」

「そしてお前は、自分に何が出来るのか――」

「”あの冬の日”、私に言った事は、もう忘れてしまったのか?」


 それは、冬の舞踏会でプロデューサー自身が言い放った言葉。


――――――


『一番大切なのは、彼女たちが笑顔であるかどうか』

『それが、私のプロデュースです』


――――――


「……っ! 失礼します!」


そうだ。自分に出来る事は――


シンデレラに、前に進む為の、靴を用意する事だ。



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