過去ログ - 【アニマス×デレアニ】「夢の頂上決戦!765プロvs346プロvs961プロ」
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その九『笑顔』
[saga]
2015/11/30(月) 01:02:32.52 ID:4sEi1UXpo
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「それにしても、急にどうしたのさ伊織」
「いつもは誘っても断るのに、珍しいぞ」
「はぁ、はぁ……こんな時くらい、いいじゃない」
亜美真美がストリートで喝采を浴びている頃。
真・響・伊織の三人はランニングに励んでいた。
響の言及している通り、伊織は普段、レッスン前のこのランニングには参加しない。
だが、彼女にも思う所があるのだろう。
伊織「はぁ……やれることは、全部、やっておきたいのよ」
真「その気持ちはすごくよく分かるけど……」
響「伊織、そろそろ限界じゃない?」
伊織「……うるっさいわね!! っていうか、もうそろそろ終わりにしなさいよ!!」
伊織「もうフルマラソン1回分くらいは走ったんじゃないの!?」
なんとか二人についていっている状態の、汗だくの伊織が叫ぶ。
真と響は『やれやれ』と、両の手のひらを上に向けてひらひらさせながら返す。
響「そんなに走ってないぞ? せいぜい、30キロくらいじゃないか?」
真「ぷぷ、フルマラソンって40キロくらいでしょ? 伊織バカだなぁ、全然違うじゃん」
伊織「バカなのはあんたらよ、この体力バカども!」
真「……よーし。響、ペースあげようか」
響「了解だぞー」
ぐいーーん、とペースを上げる二人。
伊織も最初は背中を追ったが、すぐに無理だと判断し、足を止めた。
その数秒後には、真と響の姿はもう見えなくなっていた。
息を整え、周りを見渡すと、そこは知らない街。
レッスンまであと2時間はある。いざとなったらタクシーで帰ればいい。
伊織はとりあえず、そばにあったベンチで一休みすることに。
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