過去ログ - 【アニマス×デレアニ】「夢の頂上決戦!765プロvs346プロvs961プロ」
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その二『準備』
2015/10/23(金) 02:44:18.48 ID:co+HC+jTo
真「でも、悔しいなー。別に、そのまま同じ量の仕事だって、やればできたのに!」
伊織「はぁー。ほんと、アンタもバカね。いい?今はあの番組に全力で備えるのよ」
真「うん、分かってる。言ってみただけだよ、あとバカって言うな!」
いつもの雰囲気に見えるが、一人だけ空気が違うアイドルがいる。
スタジオの端には、休憩時間になってもステップや振付の練習をやめない春香。
あずさは、目に見えてオーバーワークな彼女に声をかける。
あずさ「……ねぇ、春香ちゃん。ちょっと休んだ方がいいんじゃないかしら〜…」
春香「はい、でも、あと少しだけ…」
律子「春香」
年長組二人からの忠告で、春香はやっとステップを止めた。
その表情は、曇っている。
春香「……はい。でも、こうしてないと不安なんです」
あずさ「はい。タオル」
春香「ありがとうございます、あずささん」
あずさ「いつもと事情が違うから、気持ちは分かるけど……気合が入りすぎるのも駄目よ?」
春香「分かりました」
気持ちの整理はまだつかないが、ともかくその場に座り込む春香。
あずさから貰ったタオルで汗を拭いていると、背後から、貴音が耳元で囁く。
貴音「春香……レッスンが終わったら、”あの場所”へ行きましょう」
春香「貴音さん……」
貴音「そこで、満たされない感情の高ぶりを、共に静めましょう」
にやり……と銀髪の女王は口角を上げる。
その声は、どこまでも艶めかしく、堕落へと誘う様だった。
春香はゆっくりと貴音の方へ振り返り、答える。
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