過去ログ - 鷺沢文香「私……少しは変われたのでしょうか?」
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4: ◆dgnrzzdaHc[saga]
2015/10/19(月) 02:16:41.94 ID:kGT2c1FF0
P「いやだから謝る必要はないって。……しかしなんだ、それは今すぐ答えを出さなくちゃいけない問題なのか?」

腕を組み悩むそぶりをみせるPさん。
  
P「変わったか変わっていないかなんて問題は、当事者にとっちゃあ後から分かるもんだろうに」

文香「それは私も分かっているのですが……自分でもなぜだかふんぎりがつかなくて…」

段々としりつぼみになっていく私の言葉。

そういえば…このはっきりとしない口調は……アイドルになる前と比べても変わっていませんね。

……アイドルになる前………確かあの時私は──

文香「………Pさんは…私がアイドルを目指した理由を覚えていますか?」

P「ん? あれか、内気な自分をなんとかしたいってやつか? もしかしてそのことを考えてこんなことを言い出したわけか?」

文香「はい……多分…そうだと思います」

P「そっか……そういや、文香はそれが目的でアイドルになったんだったな…」

そこで……ふと窓の外へと視線をやるPさん。

つられるように視線をそちらに移す私。

彼と私が覗く外の世界は、とても静かな雪景色が広がっていて……部屋のなかには私たちの息遣いだけが聞こえます。

まるで、私たちだけがこの白い世界に取り残されたよう……そう錯覚させてしまうくらいに人の気配がなく、
私は少しだけ……Pさんを独り占めできているこの状況を……その…心地よいと思ってしまいました。


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