過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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◆yrrWowwxP2
[saga sage]
2015/10/21(水) 17:06:09.59 ID:Cb9pOKlMo
ぽーいっ
パシッ
大和田「ほれ、こんだけ出たみたいだな」
不二咲「……まだ桑田くんの半分ぐらいかぁ…まだまだだねぇ」
大和田「いや、そこまで早いの投げられるのはそんなにはいねーぞ」
不二咲「ねえ桑田くん、これ使って見せて!」
桑田「そうだな、ちょいいいとこ見せますか」
葉隠「色々隠す気ねーんだな」
桑田クンが、大和田君の構えるミットに向かって全力で投げる。
ミットで受ける音が、わずかに体育館内に反響した。
大和田「えーと……時速160キロか、さすが」
桑田「ハァ?!」
葉隠「えっ」
苗木「えっ」
不二咲「ど、どうしたのぉ?」
桑田「ちょ、ちょっとまて、もう一回」
そういうと、桑田クンはそれから何回か大和田クンに向かって投げた。
桑田「……マジでか……速球落ちてやがる」
不二咲「えぇっ?で、でも、じゅうぶん早いような」
桑田「何回か投げたんだけど、最高が160ってだいぶ落ちてる……くっそ、いままでハラ壊してても球速は出たのに」
苗木「……もしかして、体格が変わったせいかな?」
桑田「あっ……そうか、そういや確かに肩とかだいぶ」
大和田「それでも160出るってどういうことだよ……単車でも勝負のときぐらいしかそんなんでねーぞ」
葉隠「なるほど、容姿が変わるってのは運動系の才能にだいぶ影響でるんだべな」
苗木「朝日奈さんもタイムとかかわってたりするのかな?」
葉隠「……プールあいてねーし、多分わかんねーままじゃねーべか?」
桑田「くそっ、地味に悔しいな」
不二咲「で、でもぉ、十分凄いことだよぉ」
桑田「へへ……ありがとな不二咲ちゃん……うーん……けどわりい、オレちょっと部屋に戻るわ」
桑田クンはそういうと、少し落ち込んだ様子で体育館を出て行ってしまった。
葉隠「……野球嫌いっつってた割には結構な落ち込みっぷりだったべ」
苗木「うーん……確か桑田クンが野球嫌いなのって練習が嫌いって部分が大きかったような」
不二咲「あ、たしかに練習は絶対しないっていってたよぉ」
大和田「あれで衰えたっていうのも大概だけどな」
不二咲「……ちょっと、心配だな。……私達も戻ろうか?」
大和田「そだな」
葉隠「苗木っちは散策だったっけ?んじゃな」
ボク以外の面々は、体育館を後にした。
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