過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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41: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 17:12:45.34 ID:Cb9pOKlMo
ヘッドフォンを外して、呼吸を整える。
先ずは落ち着かないと。きっと彼女は取り乱す、落ち着かせないと。


舞園「……い……や」


舞園さんが飛び出そうとするのを、先回りして止める。


苗木「舞園さん、おちついて!」

舞園「お、おちつけるわけ  おちつけるわけないじゃないですか!!!!!」


彼女の悲鳴に似た声が、視聴覚室に響く。
殆どみんなが、少し青ざめた顔で、それでも特に取り乱している彼女に注目していた。


苗木「舞園さん、おちついて……ボクだって、ボクだって家族の事は心配だけど、今取り乱してもどうしようもないよ!」

江ノ島「……舞園、今は苗木の言う通りだよ」

舞園「江ノ島さん……」

江ノ島「ここから出るための協力なら、アタシがいくらでもしてあげるから……」

舞園「……出られるん、ですか?本当に出られるんですか? いつ?いつですか?いつのことなんですか?!!」


舞園さんは、恐怖を僕ではなく江ノ島さんの方にぶつけだした。
悲鳴じみた声が、光を失っている目が、彼女が冷静さを明らかに欠いていることを示していた。


舞園「うっ ううっ……」


そのまま泣いて、崩れ落ちそうな舞園さんを江ノ島さんが抱き留める。


霧切「……江ノ島さん、その子の事、任せてもいいかしら?……貴方たちの見たヒントに関しては、必要そうだと思ったら聞きに行くわ」

江ノ島「アタシでいいの?」

霧切「ええ、むしろあなたが適任だと思うわ」


江ノ島さんは少し困惑して、それから、頷いて舞園さんと一緒に視聴覚室を出て行った。



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