過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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9: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 16:49:39.26 ID:Cb9pOKlMo
おもったよりもすんなりと、桑田君と話すことができた。
見た目が大きく変わっていたのも、アレを思い出さずに済む原因だったのかもしれない。
良かった……んだろうか?

桑田クンと別れた後、ボクは不二咲クンの部屋に向かった。
霧切さんはセレスさんの部屋の中に招かれているのか、廊下に姿は見えない。

……不二咲クン、どうなっているんだろうか。今までボクがあった人は全員「完全に真逆」にはなっていない。
例えば、高身長な大和田クンや十神クンは、多少背が低くなっているように感じても「女性としてみると高身長」のままだ。
そういう点から考えると……おそらく不二咲クンの容姿はさほど変わっていないはずだ。

それが予測できるからこそ、僕は彼にどんな顔をすれば、どんな態度を取ればいいのか、わからなかった。
無事だったんだ、よかった!……なんていったらまず間違いなく傷つけてしまうだろうし、
かといって些細な違いに気づいたふりをしてもそれは「男性から女性への変化」になってしまう。
いっそのこと、見た目でわかるぐらいにかわっていてくれたらいいんだけど……


ピンポーン

不二咲「はぁい……あっ。苗木くん?」

苗木「おはよう。不二咲……さん」

不二咲「えっ?その姿……えっとぉ……違ってたら悪いんだけどぉ……苗木くん、昨日までショートだったよねぇ?」

苗木「うん。夢の中でモノクマにニューハーフになるって聞かされて起きたら……」

不二咲「な、苗木くんもなのぉ?」

苗木「ボクだけじゃなくて、他の男子も女子のような姿になってるよ。女子は男子っぽくなってる」

不二咲「そ、そぉなんだぁ……」


不二咲クンの目が泳いでいる。自分の姿が、昨日までと変わらない事の言い訳を探すように。


苗木「見た目が凄く変わっている人とそうでない人がいるみたいだよ。
  ボクもあまり変わってない方だし……不二咲さんも、変動が少ないほうだったんだね」

不二咲「! そ、そう!そうなんだぁ! あんまりかわらなかったから、その、変な夢だって思ってたんだよねぇ〜
  ただ、ほんとにそうなのかなって思って、シャワー浴びて確認してたらもうこんな時間に……」

苗木「そうなんだ。真面目そうな不二咲さんがなかなか起きてこないからちょっと心配してたんだ。
  もう何人か食堂にいて、ほかの人も食堂に行くみたいだからさ、食堂にいって情報交換というか、状況の確認したほうが良いよ」

不二咲「そのために呼びに来てくれたの?ありがとぉ!もう出れるから、一緒に行こう?」

苗木「そうしたいのは山々なんだけどさ……このあと江ノ島さんにも声をかけに行くんだ」

不二咲「えっ?女の子に?」

苗木「朝日奈さんは大神さんに、霧切さんはセレスさんに時間がかかってるみたいだから」

不二咲「……じゃあ……わ、私……も、江ノ島さんをよぶの、付き合うよ」

苗木「いいの?」

不二咲「うん。姿が変わっているとなると、多分ほかの人に会うとびっくりしちゃうから…誰かわかってる苗木君と行動したほうが良いと思うんだぁ」


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