17:名無しNIPPER[saga]
2015/10/21(水) 21:21:43.53 ID:c9hFcx2r0
「こういう時は大人がしっかりしないといけないのに。ごめんね小梅」
「だっ、大丈夫……です」
小梅の不安そうな顔を見ると自分がこのまま不安に飲み込まれると小梅もただでさえ不安なのにこの不安を大きくしてしまう、そう思うと少しは落ち着く事が出来た。そして自分が大丈夫だと精一杯の笑顔を作ると怯えて体が震えている小梅の頭を撫でてあげた。
少しは落ち着いたもののやっぱり自分の心はざわついていた。研究員が乱していた姿を見る限りもう『終わり』が始まっているのかもしれない。後一時間、そんなものは科学者達の推測でしかない、本当の時間を知っているのは神様ぐらいか。
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