18:名無しNIPPER[saga]
2015/10/21(水) 21:22:12.83 ID:c9hFcx2r0
「ぷっ、プロデューサー……顔色悪い」
「いや、大丈夫。少し疲れてるのかも。小梅は大丈夫?」
「大丈夫……です」
小梅は一言だけ呟くと、小さな声で歌い始めた。呼吸がうまくできないで息苦しく顔色が悪い自分を安心させようとしているのか、小梅自信が自分は大丈夫だと伝えたいのか。小梅の顔を見る限り彼女も顔色が悪くなっているというのに、息苦しくなっているだろうに歌ってくれた。小さな声でも分かる彼女の繊細で綺麗な歌声はちゃんと自分の耳に届いてくれた。
小梅の歌を聴いていると、だんだん視界が薄く小梅の姿が見えなくなってくる。視界だけではなく頭の中も真っ白で何も考える事が出来ない、小梅の歌声と一緒に自分という存在が消えてしまう。
「あの子が消えた」
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