1: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:39:04.17 ID:xPAdlDZ80
都内某所。
亜美「あ〜〜〜〜〜〜!! お腹すいたYO〜〜〜!!」
携帯を入れたカバンをにーちゃんに渡したのは失敗だった。
お財布はあるけど、これじゃにーちゃんにも真美にも連絡できないよ。
亜美「別現場に行くのに亜美のカバンも持ってっちゃうなんて、にーちゃんも抜けてるよね」
律っちゃんがお休みで代わりに来てくれたのはありがたいんだけどね。
ホントなら終わったら真美と一緒にごはん行こうと思ってたんだけど、これじゃどうにもならない。
でもお腹は空いた。
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2: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:39:33.18 ID:xPAdlDZ80
亜美「う〜ん、真美には悪いけど。ここは亜美一人でごはんに行っちゃおう」
そうと決めたらお店を探そう。
繁華街だし、お店はいくらでもあるよね。
3: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:40:06.21 ID:xPAdlDZ80
ぷらぷらと街中を歩いていると、お肉の焼ける美味しそうな匂いが漂ってきた。
その匂いに、さっきから鳴りっぱなしのお腹が、余計に空腹を主張してきたので、匂いのする方に行ってみると、洋食屋さんがひっそりと店を構えている。
時間的には夕食どきだけど、店内を覗いてみたらあんまりお客さんは入っていなかった。
4: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:40:45.33 ID:xPAdlDZ80
扉を開けると、ドアの上につけてある鐘がからんからんと小気味良い音を奏でて入店を知らせている。
その音に反応して、店員さんが入り口までやって来た。
店員「いらっしゃいませ、一名様でよろしいでしょうか」
5: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:41:58.72 ID:xPAdlDZ80
店員「お水失礼いたします」
お盆に乗せたグラスを亜美の前に置いてくれた。
仕事終わりでそこそこ喉が渇いてたから、早速一口だけ流し込む。
6: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:42:56.10 ID:xPAdlDZ80
写真のオムライスは美味しそうだけど、ここに誘わてきたのはお肉が焼ける匂いだから、亜美としてはお肉が食べたい!
店員さんには悪いけど、亜美は別のメニューにするよ!
メニューをめくり、肉料理のページに進める。
7: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:44:13.87 ID:xPAdlDZ80
店員「ご注文お決まりでしょうか」
心に決めたメニューを、はっきりと目を見て伝える。
8: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:45:40.26 ID:xPAdlDZ80
店内に目をやると、相変わらずお客さんはまばらで、とても繁盛しているようには見えない。
とはいえ、お店自体そんなに大きくないのでこんなものなのかもしれない。
そんなことを考えながら、メニューを見たり、店内を見たりを繰り返していると
9: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:46:37.09 ID:xPAdlDZ80
この音と匂いが、よりお腹を空かせるねぃ。
店員「ソースが跳ねますので、垂らしたナフキンを持ち上げてください」
10: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:47:26.99 ID:xPAdlDZ80
鉄板の上には2つのハンバーグ。
大きさはそんなに大きくない。
200グラムのセットだから、一個が100グラムくらいなのかな?
11: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:48:14.82 ID:xPAdlDZ80
めっちょ美味しい。
いかにも肉っていう肉なんだけど、柔らかくて、かつジューシー。
そこにデミグラスソースの深い味わい、っていうのかな? それが合わさって、何か口の中が凄いことになってるYO!
12: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:49:05.76 ID:xPAdlDZ80
亜美「なんか竜宮小町みたいだ」
チーズのハンバーグは亜美といおりんとあずさお姉ちゃんで、律っちゃんがデミグラスソース。
4人が揃って初めて竜宮小町だもんね。
13: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:50:21.10 ID:xPAdlDZ80
亜美「フォークだとすくうのが難しいんだよねぇ……んしょっと。はむっ」
柔らかくなったニンジンとグリンピース、そこにコーンのプチプチとした食感が交じり合っている。
なんかあずさお姉ちゃんとお姫ちんに翻弄されるひびきんみたいな、そんな感じだ。
14: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:50:51.90 ID:xPAdlDZ80
亜美「はぐっ……はむっ……んぐんぐ……ん〜、ほっくほくだYO〜」
蒸かして、塩コショウしただけのじゃがいもがこんなに美味しいなんて。
シンプルだからこそ、美味しさがストレートに伝わってくるよね!
15: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:51:48.73 ID:xPAdlDZ80
鉄板のおかげでハンバーグは冷めておらず、最初とほぼ変わらない熱さを保っていた。
亜美「ん〜〜〜〜、ほいひい〜」
16: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:53:06.04 ID:xPAdlDZ80
ナイフとフォークを鉄板の上に置く。
食べたら暑くなったので、お水を飲んで一段落。
お腹も膨れて大満足!
17: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:53:43.55 ID:xPAdlDZ80
亜美「じゃあ1100円で」
店員「46円のお返しです」
18: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/22(木) 00:54:39.02 ID:xPAdlDZ80
終わりです。
ハンバーグを食べたから書きました。
少しでもお腹を空かせられたら幸いです。
19:名無しNIPPER
2015/10/22(木) 01:04:57.56 ID:s/cKMl+m0
乙でした。
この時間帯でこの内容は反則だぜ…カップ麺でも食うかな。
20:名無しNIPPER[sage]
2015/10/22(木) 02:19:40.62 ID:tRtDIi2Ko
おつ
この時間にとんでもないスレを開いてしまった
21:名無しNIPPER[sage]
2015/10/22(木) 03:21:29.59 ID:bDkvDVxXo
乙、明日はハンバーグ食べると誓った
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