過去ログ - 【超電王】バッド・ラック・ラプソディ【デレマス】
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1: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 02:57:10.42 ID:kN+OGCWm0
!CAUTION!

・クロスですがどちらかというと電王寄り
 (デレマスしか知らなくても読めるよう努力はしてみます)

・超電王名義ですがTV版電王の内容に触れる部分が出る予定

・オリキャラ出ます

・1週間で完結させたい(あくまで希望的観測)

!CAUTION!

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2: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 02:59:25.94 ID:kN+OGCWm0
-ターミナル・車両格納庫。
黒いジャケットを纏った才気溢れる青年は、苦笑しながら1両の列車を見上げていた。
新幹線の先頭車両に似た、シャープな青い車体の列車。青年に取って知らぬものではない。

「まさかNEWデンライナーが予備車両扱い、とはね」
以下略



3: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:00:39.29 ID:kN+OGCWm0
「どうやら『いつでも起動できる』って駅長さんの言葉、嘘じゃないらしい」
「そのようだ。システムに異常は見られない。幸太郎はコントロールユニットを頼む」
「OK、任せとけ」

先頭車両の中央に鎮座するバイク型ユニットのシートをチェックしながら、青年-野上幸太郎はそう返した。
以下略



4: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:01:40.77 ID:kN+OGCWm0
ふと、幸太郎の視界に何かが映る。
チケットをセットする際に一緒に出してしまった紙片だった。
映っているのは、どこか幸薄そうな笑顔を浮かべる、白い肌の少女。

(なんというか、似てる気がするんだよな…じいちゃんに)
以下略



5: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:04:00.67 ID:kN+OGCWm0
---------------------------------------------------------


Masked Rider Chou-Den-O

以下略



6: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:04:51.70 ID:kN+OGCWm0
<R------→I>

東京都某所・港湾地区。

一人の少女がとぼとぼと歩いていた。
以下略



7: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:05:38.95 ID:kN+OGCWm0
(どうして、こんなことに…)

物憂げな表情のまま、少女-ほたるは立ち止まる。
ここから下宿まで決して遠い距離ではなかったが、既に歩く気力は尽きかけていた。
ワンピースの汚れも気にせず、座り込んで海を見る。
以下略



8: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:06:34.51 ID:kN+OGCWm0
<R←------I>

「幸太郎、念のため状況を確認するぞ」
「ああ、頼む」

以下略



9: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:08:34.34 ID:kN+OGCWm0
「イマジンの狙いは不明だが、落着した場所より移動先の見当は付いている。
 また落着位置と車両内に残された所持品より、この少女がターゲットとされる可能性が高いらしい」
「で、その所持品がこの切り抜きってワケだ」

幸太郎は砂漠から目を離し、1枚の紙片を取り出す。運転前に一度見たものだ。
以下略



10: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/24(土) 03:14:37.28 ID:kN+OGCWm0
「また、イマジンの行動が破壊目的だと判明した場合は、その場でトドメを刺して良い。
 既に駅長から許可は出ている」
「できれば避けたいところだけどね。確かに荒事はじいちゃんよりオレの方が得意だけどさ」
「それは今回の事件の目的次第だな。…確認はこんなところでいいか?」
「十分だ。あとは全力でやるだけさ」
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/10/24(土) 03:51:56.45 ID:F0oougpi0
おお、これは期待


12:名無しNIPPER[sage]
2015/10/24(土) 19:40:45.66 ID:jn2YG3OvO
続きはよ


13: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:50:50.94 ID:NC0EDwH60
<R------→I>

観客のいない独演会は終わりが近付いていた。
一度歌い始めると、たとえどんな状況であろうと歌い切る。
それは白菊ほたるという少女の強さでもあったが、
以下略



14: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:51:54.09 ID:NC0EDwH60
「間に合えッ!」
(…!?)

瞬間、何かの声と共に、体当たりされるような衝撃を感じた。
思案していただけに反応が遅れる。気付いた時には、ほたるの軽い身体は脇へ飛んでいた。
以下略



15: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:53:27.96 ID:NC0EDwH60
一瞬、夢を見ているのかと疑った。
見上げた空には、どうみても新幹線の先頭車両にしか見えない列車が、レールを次々と生成して空を走っていた。
あまりに現実味のない光景。
ゴムタイヤとぶつかった痛みは現実を雄弁に語っていたが、それでもにわかには受け入れ難い。
だから、列車が猛スピードで自分のいる方へ突っ込んできても身動きはできなかった。
以下略



16: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:56:28.03 ID:NC0EDwH60
<R←------I>

「…気絶した?」
「どうやらショックに弱い子みたいだな。ターミナルからブツ借りてきて正解かもしれない」

以下略



17: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:57:50.81 ID:NC0EDwH60
「幸太郎、とり急ぎこれでどうだ?」

テディは少女の背後にあったゴムタイヤと、廃材として置かれたであろう古いロープを拝借し、
簡易的な救命具を作り上げていた。
すぐにそれを受け取り、幸太郎は海に向かって呼びかける。
以下略



18: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 00:59:12.78 ID:NC0EDwH60
「助けた直後で申し訳ないが、確認だ。『シンデレラドリーム』号から降りたイマジンだな?」
「ああ、そうだぜ」

テディの質問に怪人は即答した。そしてさらに続ける。

以下略



19: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 01:01:02.67 ID:NC0EDwH60
幸太郎は緩めた緊張を即座に戻した。
予期していない可能性ではない。むしろ、自分が指名された時点から覚悟はしていた。
それでも荒事が避けられそうにないとなれば、相応の覚悟は要る。

「相手はどんなヤツなんだ?」
以下略



20: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 01:04:00.16 ID:NC0EDwH60
<R------→I>

「おい、大丈夫か?」

声と共に揺さぶられ、ほたるは目を覚ました。
以下略



21: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/10/25(日) 01:05:42.22 ID:NC0EDwH60
「やっと気付いた。ホントに大丈夫か?
 さっきの話は好奇心で聞いただけだし、話したくないなら別にいいけど」
「あのっ、そういうわけじゃ…ただ気分を害したら嫌だな、って」
「大丈夫大丈夫、『オレが嫌いで逃げてました!』なんてダイレクトに言っても気にしないから。
 ま、初対面だけどね、オレ」
以下略



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