117:名無しNIPPER[saga]
2015/10/30(金) 09:48:48.29 ID:no2Ih9NQO
八幡(よし、とっとと逃げよう)
八幡「じゃあ俺、帰宅途中なんで」
陽乃「えー、なにそれ。つれなーい。少し話でもしようよ」
八幡「別に俺と話すことなんてないでしょ……」
陽乃「そう?わたしはなんかあると思うなー。比企谷くんには心当たりあるんじゃない?」
八幡「そんな心当たりなんて……」ハッ
八幡(仕掛人なら、もしもボックスなんて空想科学なものを用意できる相手ならば、俺の知り合いに姿形をまったくそっくりにして、俺に接触してきても、おかしくないのではないか?)
八幡(さもなくとも、例えば仕掛人が、未来からきた陽乃さん自身ということだってあり得る……)
八幡(このタイミングで俺と出くわし、話しかけてきたのは、本当に偶然なのか?)
陽乃「……」
八幡(陽乃さんの表情からは、何もわからない。いや、分かることはあった。この人は、俺の目を見ていない)
八幡(視線はまじわっているが、陽乃さんが見ようとしているのは、俺だ。俺が、今何を考えているのかを、見極めようとしている……?)
八幡(そんな人間にこの世界であったのは、これが初めてだ……)
八幡「まさか、雪ノ下さんが……?」
八幡(絞り出すように声が出た。しかし)
陽乃「ははーん、やっぱりなんか隠してるんだ。まさかわたしが?まさかってなに?」
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