過去ログ - 「今どき魔王退治もないもんだ」【安価あり】
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:39:46.38 ID:UhKcO/l70
(領主は胸に手を当てて一礼する。ちら、と神官に向けた目が数秒動かない)

領主「お噂はかねがね、女神のごとき美貌とはまさにこのことですな。神通力も歴代随一であるとか。いやはや、本当にお美しい」

勇者「はい、これまでの道中でも、彼女には何度も危ういところを救われました。……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:40:28.52 ID:UhKcO/l70
――領主私邸――

勇者「さあ、横になって。どこか痛いところはない? 欲しいものは? ああ、飲み物がいるかな、待ってて、すぐに用意させるから」

神官「え……ぅ……」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:41:26.30 ID:UhKcO/l70
(騎士が腰の剣に触れる。勇者が何事か言おうとして、神官が起き上がるのに気付く)

勇者「大丈夫だよ、心配しなくてもいい。少し揉めているだけだから――」

(神官がこちらを見る。ただでさえ白い顔が蒼白だった)
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:41:58.38 ID:UhKcO/l70
(通りに添って歩く)

(角を曲がって路地に入る。入り組んだ道は進むほどにうらぶれていく。この都市は豊だが、決して末端まで豊かさが行き渡っているわけではない……)

(前方に人影。外套のシルエットに見覚えが、声には聞き覚えがある)
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/11/02(月) 00:44:52.35 ID:UhKcO/l70
ここまで
びっくりするぐらい進まないなあ

まあいいや、今月中には安価まで辿り着こう、頑張ろう


15:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 03:58:14.52 ID:FVJrEmYt0
投下いたします


16:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 03:59:11.28 ID:FVJrEmYt0
――領主居館――

(居館に戻り、広い玄関に這入ると、男の一団と鉢合わせた)

男=上質な衣装=領主(?)「おや、いったい何処においででしたかな。神官様の具合はいかがかと、これよりお見舞い申し上げようと思っていたのですが」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 03:59:37.80 ID:FVJrEmYt0
「私の祖父が存命だったときは、私どもにも女神様の加護があったのか、領主殿のように海魔の被害を受けなかったらしいのですが。是非私も、亡き祖父が賜っていたという女神様の寵愛を取り戻したいものです」

領主「お祖父様が身罷られたのは十年前でしたかな。私も若い折、お祖父様には大変お世話になったものだから、あの方のお孫様である(…)様の苦労なさっている姿を拝見するのは心苦しい」

(領主がこちらを見る。周囲の男たちが一気に緊張する。懐に手をやるもの、手を腰の後ろに隠すもの。一様に、合図に即応できる態勢に入っている)
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 04:00:18.41 ID:FVJrEmYt0
――領主居館・裏口――

騎士「待て、貴様、宴に出ないとはどういうことだ!」

「静かにしろ。俺達がこんな所にいることがバレたら面倒だ」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/11/05(木) 04:00:56.54 ID:FVJrEmYt0
(騎士は頷いて手を離す)

(外に出てしばらく進む。そのまま城壁を抜けると行く手には森が広がる。その前に人影、こちらの姿を認めると一礼する)

外套=従者E「準備は完了しています。が、森に潜む者たちが、こちらに気づきました」
以下略



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